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#入院
息子が急性散在性脳脊髄炎になって倒れた話33
長男が倒れてから21日目。
この日、主治医やリハビリ担当の医師等からの診察を受け、翌日の退院許可が出た。
長男は前日に母親との面会を満喫した為、この日は父親に目一杯甘えて過ごしたとのことだった。
私と次男も穏やかに2人きりの時間を楽しみ、翌日まで何事もありませんように、と心の中で祈った。
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長男が倒れて22日目。
夜中に急変の電話がくるのでは
息子が急性散在性脳脊髄炎になって倒れた話25
『麻痺が残るかもしれない』
この言葉にショックを受けなかったとは正直言えない。
けれど、目が覚めなかった頃に感じていた不安に比べれば、目標が明確に思えた。
幸い会話に問題は無く、食事も取れるようになってきている。
顔面への麻痺は感じられなかったし、排泄も、ベッドの上ではあったが、オムツでは無く自分のタイミングできちんと出来ていた。
もちろん本人からすれば、今まで出来たことが突然できなくな
息子が急性散在性脳脊髄炎になって倒れた話24
病棟に入ると、ナースステーションからほど近い個室を案内された。
そこにはベビーベッドを大きくしたような、柵で囲われた金属製のベッドに入った長男が居た。
ひどく不安気な長男の様子に、あえて明るく声をかける。
「長男!ママきたよ!長男がいっぱい頑張って元気になってきたから、今日から一般病棟に来られたんだって。やったねぇ!」
私の顔を見ると、ホッとしたのか仏頂面がみるみる泣き顔に変わっていった。
息子が急性散在性脳脊髄炎になって倒れた話・プロローグ
はじめまして。
2人の息子を育てる母親をやっておりますずーと申します。
突然ですが、皆さんは「急性散在性脳脊髄炎」という病名、聞いたことはありますか?
私はこの名称を初めて見たとき、どんな病気なのか正直ピンとはきませんでした。
一番身近に出てくるのは、予防接種の『重篤な副反応』としての記載だと思います。
この「息子が急性散在性脳脊髄炎になって倒れた話」は、長男が実際にこの病気と診断されて