不妊治療はかなりのストレスだ。

10年ぶり?くらいにサプリを読んだ。

私の20代前半の愛読書は、働きマンで

サプリは、20代後半ぐらいだった。

同時に、SATCにどっぷりハマっていた。

20代の私はサプリと働きマンに出てくる主人公のようにガムシャラに

男性ホルモンだして働いてた。

今サプリを読んでも、働く女は好きだ。

SATCのキャリーも然りだけど

「女の幸せはなんなのか」ってずーっと

自問自答

他者に影響受けて、ずーっと投げかけてくる問題提起。

SATCのキャリーは、30代でアメリカっていう国が違ったので

今まで聞いたことない価値観が沢山生まれて、これまたセンセーショナルだった。

サプリと働きマンは、リアルに“私”が

描かれていた。

20代って生き辛かった

社会の仕組みが分からないし

自分のことがとても分からない

ただ毎日必死にしがみついてたら

仕事は、それなりにできるようになったのだけど

自分の取り扱い方が分からなかった。

仕事に夢中で、彼氏に振られる

世間の結婚や子供といった呪縛に振り回される

自分がどうしたいのか見出す方法が分からなくて

得体の知れない闇に葬られる

こと、しばしば。

20代後半の主人公達は、“女の幸せ”ってなんなのかを私に問いかけてくる。

時が経って今は

“女の幸せ”ってなんなのかって問いかけてるのじゃなくて

“己自身の幸せはなんなのか”って問いかけなんだろうなって

今は新たな視点で思う。

“女の幸せ”って男が作った言葉ってどこかで聞いた時

正しく!と腹落ちした。

男が作った 男のための 女の幸せ論に

特に20代は振り回されやすいって思う。それが世間の幸せ論でもあるかのように感じるから。

普通は…

常識は…

とか言う言葉で、苦しめる

「そんなの気にするなよ」って思っても

世間は気になるし

とにかく自分の扱い方分からないしで

気にしないでいることは難しいんじゃないかな。

私は難しかった。


20代がむしゃらに働いたお陰で

30代がある。

とても感謝してる、男性ホルモンだして働いてた私自身に。

あの若さと苦さはもう戻らないし、あんな風に働くことは、2度とないと思うけど。

結婚は32歳で

働くことの好きな私は管理職と個人事業を掛け持ちすることを続けて

夫婦の問題を克服してたら

あっという間に40歳間近になってた。

このままじゃ、いつまで経っても子供産めないと思って

管理職と、正規雇用を手放した。


そんな私が10年ぶりにサプリを読んで

もう一度自分の人生を20歳からやり直せるとしたら……

今、もっと早く妊活しとけばよかったって切実に思う状況にいて

この不妊治療の凄まじさの真っ只中にいる。


もし誰かに妊活のこときかれたら

1日でも早いうちが良いよ!

生殖器は、進化してないのだから!

出来ちゃった結婚なんて最高だよ!

快楽のSEXから、子供を授かるなんて最上!

なんてことを言うよ。

だけど

人生もう一度やり直せたとしても

同じ道を辿るな

私は、脇目もふらずまた同じように働いて、遊ぶ。



あの頃から今の私は変わってない。

変わってないところもあるし、変わったところもある。

結局、いつも自分が選んでる。

今ここで、私が不妊にストレスを感じているのも

悩んでいるのも全て

日々の小さな選択の積み重ねで、ここにいる。

サプリと働きマン、SATCは

私に色んなことを問題提起してくれたし

私を肯定してくれてたし、希望だった。

女の多様な生き方の提案とか

平等と対等を求める必要性とか無力感とか、自己選択とか

自分の人生を自分の意思で生きることとか。

自己選択の結果ここに立ってる

不妊治療のストレスは、自分の決断と行動の結果だなって思うと

気が楽になる。

やっぱり自分で自分の人生を選択するって最高であるなと思う。

と、思えたらもう少しこの不妊治療とうまくやってく方法を私なりに模索し直そうと思える。

たまには、昔の愛読書を読むのも悪いものじゃないですね😁

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