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㉑バッハを好きになったキッカケ💕 🇩🇪

それはまだ大学に通う少し前に遡ります。
それまで、ハード・ロック、ヘヴィ・メタル、ユーロ・プログレッシヴ・ロックばかり愛聴していた僕が、段々とクラシック音楽、中でもバッハに傾倒していくキッカケとなったのが深夜に観たこの映画だった。
〝スローターハウス5”  (1972年/アメリカ)
原作:カート・ヴォネガット
監督・ジョージ・ロイ・ヒル
初めて観たのがいつだったかは忘れてしまったけど、当時、テレビの深夜時間帯にミッドナイトシアターと題してマイナー?な名作とされる映画がよく放映されていた。
この映画もそれで観たのだけどストーリーよりも映画中に流れてくる音楽が凄く素敵だったなぁ、という印象が強く残った。
特にタイトルバックに流れる音楽に何とも言えない感動を覚えたのです。
また再放送してくれないかな?と見過ごさないよう番組欄の映画をずっとチェックし続けていた。
再会出来たのは数年後の大学に入りたての頃だった。
今度はTVの前にラジカセを準備して、いつでも録音出来るよう2本の指をラジカセの録音とスタートボタンに乗せながら音楽が流れ出すと全て録音しながら観た。
やっぱり音楽が本当に素晴らしいと思った。
当時の僕は殆どロックしか知らなかったので誰の作曲した音楽か全くわからなかった。
誰の音楽だろう?この曲のレコードが欲しい!
そこで僕はそのラジカセを持ってクラシック音楽専門のレコード店に行った。
僕は店主にこの映画で流れている音楽誰か教えて!と録音したカセットテープを聴いてもらった。
その店主は直ぐに回答してくれた。
それは〝グレン・グールド“(Glenn Gould)の演奏する〝ヨハン・セバスティアン・バッハ“〝ピアノ協奏曲第5番ヘ短調第2楽章largo“〝BWV1056“だった。
バッハの音楽のその展開していく旋律の美しさはこれまで聴いてきた他の音楽を完全に圧倒する感動だった。
この曲は今更と言われるくらい超有名な曲なのだが、ヘヴィな刻みのリフ、プログレの変拍子の拍ばかり数えていた当時の僕は知らなかったのです😓
その日からバッハをもっと知ろうと、
僕は毎朝6:00から1時間程放送されるNHK-FMの〝朝のバロック“を目覚まし時計を掛けて欠かさずラジカセ録音しながら聴き始めました。
すると、この映画は他にもいろいろなシーンでバッハが使われていました。えっ!これもバッハだったの?とそのFM放送で知ることになるのです。
それからというものバッハと言う音楽家がいかに凄い作曲家であり、オルガニストであり、という事を知っていくにつれ、憧れとなったのです。

♬ J.S.BACH/ピアノ協奏曲 第5番 第2楽章 Largo
  BWV1056  
  Piano=Glenn Gould
グールドの演奏するバッハのピアノ演奏はその評価もさることながら唯一無二だと思います👏🏻👏🏻👏🏻😭
https://youtu.be/TdYcD7lsVF0?si=qg_0FN850HSzq2Jn


YouTubeで見つけた映画のワンシーンです。
♬ ピアノ協奏曲 第3番 ニ長調 BWV1054 第3楽章              〜  ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調   BWV1049 第3楽章
https://youtu.be/ZJoetqwq3aE

バッハの音楽とドレスデンの美しい街並みが相まったとても好きなシーンです。
♬ ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 BWV1054 第3楽章 Allegro
https://youtu.be/mqTuqi9wXKQ?si=Oix77v821-Vv1b-J

♬ ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049 第3楽章 Prest
※第3楽章はTime 10:20〜
このオーケストラの演奏は素晴らしい!👏🏻👏🏻👏🏻
https://youtu.be/oSZJ__GIbms?si=3tpNNyNWyNG_u1eu


残念ながらバッハに魅了されたタイトル・バックの美しい動画は見つかりませんでした( ;  ; )


映画の中で使われている、グールドの弾く
♬ ゴールドベルク変奏曲  BWV988
 Piano=Glenn Gould

https://youtu.be/7mwwB_DQ3XE

このゴールドベルク変奏曲の中からは映画〝羊たちの沈黙“をはじめ、その他の映画やテレビ・コマーシャルなどでもよく耳にする機会がありますね。

映画のサントラ盤、DVDなどなど

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