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お爺さん(74歳)の思い出 その30 稲(米)作り
稲作は、5〜6月頃に植えて10月頃に収穫します。その行程について振り返ってみます。
田植えをする為には、田んぼの準備が要ります。荒起こし(稲を刈り取ったままの田んぼを鋤で起こす事)、荒明け(田んぼを鋤きで起こした後に、「マァガ」で小さく砕くこと)、代かき(田んぼに水を溜めてつちをさらに小さく砕く事)、代ほり(代かきで小さくなった田んぼの土を、平に慣らして稲の苗を植えやすくする事)の、少なくともこれだけの過程を辿って、やっと田植えができます。
田植えも、今は機械で植えますが、昔は手で一本一本植えていました。その植え方も、田んぼに紐を張って、紐の印のところに植えるやり方や、押し車みたいなもので、田んぼに型をつけて、その型通りに植える方法。
前段の紐を張って植える方法は、人手が多くかかる(紐を張る人が両端に1人ずつ、苗を植える人が数人から数十人)事から、後段の型をつけて植える、方法に改善されたようです。
後段の型をつけて植える方法は、人手が少なくて済むので、機械植えができるまで、やられていた方法です。
田植えが済むと、水田の水の管理です。これは今も変わらず、大変重要な作業の一つです。
水を田んぼに取るためには、夜通し水の取り入れ口を見守っていたという話は、今でも語り種になっています。地方によっては、水の取り合いで、殺人事件が起きた事もあったようです。
それほど、稲作が大事でコメ作りが大変だったことが伺われます。
次は、草取りと消毒です。田んぼはそのままでは、雑草ができます。最近は除草剤を撒いているところもあるようですが、昔は手作業で草取りをしていました。刈り取るまで2〜3回田んぼに入って、手で草取りをします。
次に、消毒です。年によっては害虫🪳や病気が発生します。予防や駆除も欠かせない作業です。詳しくは、覚えていませんので、この項はこれくらいにします。
稲に花が咲き籾になっていく過程、この時期九州では、台風の襲来時期と重なり、かなりの神経を使うていたようです。
今日はこれまでです。
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