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体験が人をつくる

人は影響により左右されてしまう生き物だと言われます。
影響は生まれてから寿命を全うするまで受け続けます。
なぜなら我々は体験に基づきつくられるからです。
体験という影響が人をつくりますが、生まれてから亡くなるまで間、全ての体験を自由に選べる人など誰もいません。

世界では人の思いとは関係なく、日常的に想定外のことが起こり続けています。
一寸先は闇ですから、選べている体験などほんの僅かにすぎません。
故に人は自身の望むような人間になれていないと言えます。

今みなさんの周りにいる人達も自分の意思とは関係なく、性格や考え方などを与えられているにすぎません。
影響により与えられてしまったのだから、良い人であろうと悪い人であろうと、裁いてはいけません。

仮にあなたが凶悪犯に育つ環境や体験を与えられれば、あなたは凶悪犯になってしまいます。
それはあなた個人の責任でしょうか?
そうではないはずです。

この世界が体験なり、影響をつくり出しています。
この世界をつくり出しているのは我々全員であります。
故に我々全員が世界を変える努力をしないと、困った人達がドンドン増え続けることになります。

自分や家族は何の問題もないから、関係ないと他人事に思っていてはいけません。
あなたやあなたの大切な人達がそうなる可能性は常にあるんです。
みなさん、そんなことは望んでないはずです。
だからより多くの人の改心が必要なんです。
以下は師匠からの教えと日月神示の一文です。

【師匠の教え】
人は自由だと言う前提で人の社会は出来ている。
これ壊れるとこの世界の前提壊れて社会を建て直すこと必要になるんです。
皆さん自分の過去を振り返ってみてください。
様々な失敗や間違い犯してきていて、やり直せるならやり直したいこと誰にでもあるはずです。

だけれど考えてみて、今考えるから間違いだと思ったのであり、その時はそれが良いと思ってそれしか選ばなかったのです。
過去を振り返って反省することは人の心の持つ浄化作用なんですが、それは過去を振り返って今に生かして行くことで同じ過ちを犯さないためのものなんです。

時間を巻き戻せて過去に戻ったとしても、その時はそれが一番良いと思い同じ判断するんです。
何回巻き戻してもその時の判断は変わらないんです。
過去の判断間違ったと思うのは過ぎてから思うことなんだ。
運命と宿命ありますけれど、未来は過去を生かして今判断することで未来は選べるとも言えるんですけれど、一度起きたことは最初から決まっていたことだから起きたんです。
だから変えられないんです。

これも近い将来には科学的に証明されるんです。
過去は今どんなに反省しても変えられませんし、その時はそれしか選べなかったんです。
過去の体験が貴方に選ばせたのであり、それしか選べなかったことで裁かれるのは馬鹿げた話です。
過去を反省して今に生かすことはとても良いことですが自分の過去も裁いては駄目です。

人は裸で産まれて裸で死に行くんです。
産まれながらの善人も悪人もなく、世界での体験が人を作っているんです。
これは表の面で裏の面あるんですが、表の面は科学で解き明かせるんです。
表の原因が科学で解き明かせた時、世界はほっておいても変わらざるを得ないんですが世界の犠牲者どんどん出るからそれまで待つわけにはいかないんです。


【月光の巻 62帖】
そなたは心を持って居ろうがな。
心があれば心の属する世界のある道理はわかるであろうが。
心で描いて、心でまずつくり出してから行為することも、その順序もわかるであろうがな。
心の動きが先で、肉体がその後で動くこともわかって居ろうがな。
心の世界にないものは物質の世界にない道理もわかって居ろうがな。
何故に迷うのじゃ。
霊界が主で現界が従であること、わかって下されよ。
逆立ちしてそなた自身で苦しんでいること、早う得心して、嬉し嬉しで暮らして下されよ。