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「なんで私だけこんな事させられるの?」
「なんの得にもならないのに…」

企業にお勤めの方の1on1をさせていただくと、こんな声を耳にすることがよくあります。自分の「業務」ではない、と思うような仕事頼まれたり、会社の慣習などで頼まれる仕事をうけて、
「自分だけ損をしている」「自分だけわりに合わないことをしている」
と思ってしまうこと、ありますよね。


徳を積むという考え方

私は「徳を積む」という考え方がとても好きです。
「徳」という考え方は儒教に由来しているようですが、
日本では
「情けは人の為ならず」という言葉もあります。

徳を積むことは巡り巡っていつか自分に戻ってくるという考えは
万国共通(⁈)だと思って良いのではないでしょうか?


過去を振り返る

日常的に徳を積んでいると、その対象者だけではなく、見てくれている人はみているもので…。知らず知らずのうちに誰かに認めてもらったり、
信頼してもらったりすることもあるものです。
私が以前勤めていた外資系の会社は、(外資系という特性もあるせいか)
業務の範囲が明確に決まっていてその範囲のどちらにも入らないような曖昧な仕事は、きっぱりと「やりません」というスタンスの人と相手のことを想って「自らやってあげる」人との2タイプの方がいらっしゃいました。
長期的な視点でみると、後者の人の方が最終的にはすごく仕事をやり易くすすめていたり、本当にピンチの時に助けてくれる人が出てくる、と言う場面を何度も目にしています。

見方を変えてストレスを減らす

同じ事をするにも、
「割に合わないことをした」と考えるのか
「徳を積んだ」と考えるのか、
で自分自身が感じるストレス大幅に変わってくるはずです。
今積んだ徳は将来の自分への幸せ貯金だと捉えることができれば、
いつか必ずその残高を引き出せるときが来るはずです。


皆さんの幸せ貯金にはどのくらいの残高が残っているでしょうか?


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