見出し画像

マーケティングとは、「価値を創造すること」ブランディングとは、「想起販促の手段」:マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ

「物を売る」という文脈において、「マーケティングとは?」という問いに対して、多くの書籍やセミナーでは、”売れる仕組みづくり”・”売れ続ける仕組みづくり”と、端的に説明されており、そのこと自体は、決して間違ってはいないし、分かりやすいと思います。
価値を創造すること。とだけ言われても、全くピンと来なかったかと思いますし。

売れる仕組みづくりの前提が、誰に(WHO)何を(WHAT)売るのか。
それを知るためには、顧客を知らないといけないし、顧客が欲しい価値を生み出さないといけない。

この本を読んで、【マーケティングとは、「価値を創造すること」】という説明がしっかりと腹落ちできた。
それだけでも”価値”ある一冊でした!


顧客起点で価値=便益と独自性を見つける
→そのためには9セグマップを作った上で、N1分析をして、インサイトを見つける。

この辺りはこちらの本で詳しく解説されています。


顧客のインサイトを見つけた上で、それをプロダクトアイデア、および、コミュニケーションアイデアに落とし込み、「新規顧客」を獲得していく(つまり買ってもらう)

その後リピートされるかは、その人の期待価値を上回るか(または期待どうりだったか)という評価によって決まります。

これがマーケティングの仕事です。新規のお客さまの数を拡大していくと同時に、離反を最小化し、お客さまの継続購買を促すこと。そのための継続的な便益と独自性の提案と価値づくり。これらが、すべてといっても過言ではありません。

マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ

とはいえ、人は忘れる生き物。
再度、そのカテゴリーの商品を買おうと思ったときに、思い出してもらえるかが、長期的に見て既存顧客を離反させないために重要。

忘れさせない。
というより、また買いたくなった時に思い出してもらう。

「ブランディング」とは、継続購買へとつなげるべく想起促進の手段

マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ

「ブランディング」に正解はなくて難しいなー。となんとなく感じていたのですが、ここまで分かりやすく定義してくれているので、なんのためにブランディンが必要か。というのがクリアになりました!


ついつい、売れる仕組みを作るために、手段(HOW)ばかり気になっちゃいますですが、
誰に(WHO)何を(WHAT)から始める。がマーケティングの基本。
手元に置いて、忘れた頃に読み返したくなる。
そんな一冊になりそうです。


いいなと思ったら応援しよう!