憧れを超えた侍たち
映画館での公開が思ったより短く、Amazonプライムで観賞。
当然かも知れないけれど、やはり栗山監督と大谷選手が印象に残った。
大谷選手はクレバーな一面も勿論あるけど、とにかく野球少年。純粋に野球を楽しんでいるように見えた。
特に準決勝のメキシコ戦、佐々木投手が3ランホームランを打たれた直後のベンチ内での大谷選手の様子。
きたきたきたあ!楽しくなってきたぜえ!といった具合に闘志がみなぎって悟空ばりに、オラワクワクすっぞ!!!と言っているようだった。
それとラストシーンで「俺のグローブは?」と自分で放り投げておいてそれを忘れてしまっている。野球に夢中になっている少年にしか見えない。
そして栗山監督。
とにかく各選手達に、全体の中でではなく、個々にそれぞれ声を掛けている。怪我をしてしまった源田選手は勿論、ダルビッシュや村上、本当に常に声を掛けていた。
映像には残っていない所も含めたらきっとメンバー全員に各々声がけをしていたと容易に想像できる。
コーチ陣に対しては、とにかく熱く熱く語りかける。こうしたいんだ、ああしたいんだ、こんなチームを作り上げたいんだ、と。
二人の他にも印象的なシーンが多く、佐々木投手が被弾した後ベンチ裏で悔し涙を流すとこや、吉田選手がフォアボールで一塁に向かう前に、村上を指差し「決めろ」と言っているかのようなとこも。
メキシコ戦の村上のサヨナラ打は職場のラジオで仕事しながら聞いていて、興奮した記憶が蘇った。
できれば映画館で観たかったなぁ、大谷悟空劇場