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真夜中の戯言 vol.1

あぁでもない、こうでもない。
何でもない事に思考を巡らせベッドに入る休日前の夜。それが私の密かな楽しみでもある。ただ、それに少し現実を重ねたりしてみるのだった。
真夜中なのに、色気も恐怖も何もない、ただのたわごと。


今夜考えている事。
それは、OTTOと息子たちに、男同士で過ごす時間を差し上げたい。


きっかけは、長男の「久しぶりに旅館に泊まりに行きたい」の一言だった。
いいじゃない、いいじゃない。
motherは昨年、一人時間を頂いて東京に行ってきた。今度はmotherが留守番するよ。
それに、男同士の絆って好きだ。
二十代の頃後輩の結婚式に出席した際、新郎の友人(おそらく独身)がスピーチで、それはまるで永遠の別れのような内容となり、友人本人だけが大号泣した事を覚えている。
後輩の新婦ちゃんは、大好きな友人を奪ってしまってごめんねと思ったか、これからも仲良くしてあげてねと思ったか、どんな心境だったのだろう。私は、男同士の友情もいいんだろうなとその時思った。

子供たちが成長するにつれ、私たち家族の楽しみ方は変わってきている。
OTTOが単身赴任になったことが大きいのであろうが、夫婦一緒じゃなくてもうまく成り立つ。不安や寂しさを感じないのは、少し私がmotherとして自立し過ぎたのかもしれない。父がいないと何もできなかった母を見ていたので、自立できた事は良かったし、色々理解もしてもらえて感謝している。離れ離れは現役の今だけであり、定年後は一緒に過ごす事になるのだし。お互いの今を上手く過ごそう、そんな感じ。

夫婦の事はさて置き、子供の気持ちや主張を疎かにしてはいけない。ここは、我が家の男性陣に良いひと時を送ってきてほしい。大好きな温泉と、旅館のご馳走と、往復のドライブと。motherも行きたいのは山々だけど、何せ、わんのマティンロウがいるからね。それじゃあ順番に楽しみましょうと変化した、これが我が家のスタイル。
一泊二日で彼らが何を吸収してくるのか、motherは楽しみに待っていようと思う。


と、きれいごとを綴ったのだが…


motherは一人時間を満喫するのである。大好きな彼マティンロウと一緒に。





           真夜中の戯け者マティ

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