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フレネミー【私が自分のことを他人に話さなくなった理由】

こういう記事を見つけた。
めちゃめちゃ思い出せることが山ほど。
あいつら、フレネミーやったんか〜!!!!


わかりやすい事例を一つ思い出した。


学生の時のバイトは選ぶのに結構慎重だった。
見た目が幼く、高校生なのに
小学生に見られることが普通だったのと
同世代からもマウント取られるのが嫌すぎて

・接客業でないこと
・同世代がいないこと、または少ないか接点がない。

を軸にバイトを選んでいた。


だけど何を思ったか駅から家の間にある
居酒屋の募集を見て応募してみたら
受かってしまったので
先ほどの自分のバイト選択基準は
とりあえず気にせず通うことにした。


ホールのバイトだったが
仕事内容は特に難しいこともなくて
すぐに覚えれた。
常連さんやその人たちの癖なんかも
すぐに覚えてしまって2週間も経たないうちに
仕事には慣れてしまった。


時々週末などに一緒のシフトで重なる
年下のJKがいたのだが
心配していたような上下関係もなく
その子とも特に問題もなく
普通にやりとりしていた。


ただ、オーナーというか
店長が女性だったのだが
この人が癖のある人で
対応が少し難しかった。


「勉強のしすぎなんじゃないの?」とか
「偏差値ばっかり高くて!」とか
なにかと私の学校に対して
アンコンシャスバイアス視点で決めつけてきたり
多分元々店長自身が
自分に学歴コンプレックスがあったのかもしれないが
それを私に投影して
時々嫌な店長になるのだけがとても嫌だった。


ある時、同じシフトで入っていたJKが
バイト終わったら何かお茶でもどう?的に
誘ってきたので
私は快諾してその子とお茶に行くことにした。



そしたらそのJKの彼氏みたいなのが
一緒についてきて
一瞬めんどくささがちらついたが
まぁ特に邪魔になる感じでもなく
お茶をご馳走してくれるってことだったので
三人でお茶をすることにしたのだ。


JKはおもむろに私に

「バイトはどう?」
「慣れた?」

なんていいながら

「店長ちょっと性格きついでしょう〜」

みたいなことも言いながら
私から色々と聞き出そうとしていた。



人間関係について
まだひよっこだった私はその言葉たちの意味を
まるで理解してなくて
聞かれたまま、思っていることを
そのまま伝えた。


とは言え、本人がそこにいたとしても
同じことを言ったと思う内容だけれども。
だから悪口や陰口という意識はまるでなかったのだが…


その次のバイトに入った時に
早速店長に呼び出され
先日のお茶の時に私が話したことの
5倍くらいに話が膨れ上がっていたことを
聞かされた。


???
最初は何のことかわからなかったが
次第に


あ〜JKがおひれはひれつけて
店長に漏らしたんだな。と状況を理解した。
JKは店長のスパイだったのだ。


ちょっと賢いからって言って!
人のこと馬鹿にして!


全く覚えのないことを言われ続けたが
「そんなこと言ってません」
としか言えなかったのも若さゆえか。


今なら
その場にいないのにどうしてその話を鵜呑みにするのか?
とか
なぜそれを私が言ったと断定するのか?
とか
なぜそんなことを私が言わなければならないのか?
とか
議論の余地も見つかるが
まぁね、スライムもやっと倒せるくらいの
経験値だったし。仕方なし。


その日、同じシフトに入っていたJKは
何食わぬ顔で私に接して
「店長が勘違いしている!」とか何とか。
いや。言いくるめられないよ?
私そんなにあほじゃないし。



私はもう、ここには敵しかいない….
そう思ってバイトを辞めることにした。


そもそも根暗なのに
こうやって接客とか、誰かとコンビネーションをとりながら
仕事をするなんてこと私には無理だったのだ。


それにしても
相談にのるよ!話聞くよ!
なんて言いながら擦り寄ってきて
スパイのような行動をする奴が
世の中にいるんだなと
心底勉強になった。


その30年後くらいに「フレネミー」という単語が
あの時のアレだったんだ、と繋がるなんてね。


この時のこれが決定打となり
ものすごい教訓になって
自分が意図したことと
全く別のことになって伝わることもある
というのを学んで
私は自分のことを他人に話すのをやめた。


こちらはみかん、って言ってるのに
ゴリラくらいに変換してしまうのが
偏りを持った人間の不確定伝言ゲームなのだ。


あとは、
他人と話をするときは、
その内容を、最悪誰かに言われても仕方がない、
と思うようにもしてる。
いや、話すだろう。くらいに思ってると楽だ。


#習慣にしていること

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