風邪を引くのはいつも週末
子供の頃から
なぜか体調を崩すのは週末だった。
短い社会人をした間も
学生時代も決まって体調を崩すのは週末だった。
かと言って皆勤賞だったわけではないけど。
そういえば
受験が終わった瞬間に
私はインフルエンザで1週間寝込んだ。
私は受験生になったらこうする
と自分でいろいろとルールを決めて
それを遂行した。
遊びにも行かず
ばあちゃんちにも行かなかず
笑っていいとも!増刊号も見なかった。
スケジュールの詳細は覚えてないけど
寝る時間は削らず
遊んでいた時間を勉強に充てていた気がする。
極端に自分を追い込む性格だったんだなと
今振り返ると思うし
たかだか半日ばあちゃんちにいったくらいで
何も変わらないだろう。と今はおもうし
漫画を読んだからといって何か公式を忘れることもなかろうに。
自分の中のけじめだったのかもしれない。
毎日、遊びもせず勉強をしていた私は
やっと受験から解放された瞬間に
インフルエンザにかかって1週間寝込んだのだ。
母さんは
受験の日に被らなくてよかったね〜と
言っていた気がするが
大人になってもそれと似たようなことが起きて
すごく不思議だった。
平日仕事がある間は体調を崩さないのだけど
決まって週末になると寝込んでいた。
でも日曜の夕方になると体調は回復して
平日はいつも通り仕事に行けていた。
これは後から分かったことだけど
自分に「休む」と言うことを許してなくて
・休むとは怠けることだ
・休むと堕落する
・休むと軽蔑される
・休むと大変なことが起きる
・体調を崩すのは自制心がないから
と思い込んでいて
どんなにしんどくてもそのことに蓋をして
鞭を打って他人に迷惑をかけないようにと
必死で動いていたからだと、随分経ってから気づいた。
今考えると
休むことと、怠けることと
停止することと、休息することと
ほっとすることと、緩むことと
手を抜くことと、堕落すること
こんなことが全部一緒くたにされていたことが原因。
だから平日は休むことを自分に許してなくて
休むと周りから怠けていると思われる
休むと自分が堕落していく、
そんな恐怖心におそわれて
ちょっとした息抜きもできずに
自分に無理をさせていただのだろう。
ほんとに思い込みの力ってすごいと思う。
普段から、ほっとして
バランスよく休息を取れていれば
週末の2日間に電池切れのような症状を起こさずに
済んでいたと今では思う。
受験の時も張り詰めて勉強をしていたから
気が緩んでインフルエンザという方法で
自分を休ませたのだ。
しかし、この休む。
意外と自分に許してる人は多くない。
休むがネガティブなイメージとくっついていて
自分に休むことを積極的に取らない人が多い印象だ。
そうなると自分が
「まぁこの日だったら誰にも迷惑がかからない」
と思える日に体調を崩すことを無意識に選択する。
そうして週末に決まって体調を崩すのだ。
受験勉強自体は大変だった印象はないけど
受験が終わるまでは
とにかく自由を自分で拘束して
これはしない
あれもしない
これも見ない
ここにも行かないと
修行僧のような生活を自分に課したので
もう2度と受験なんてしたくないと思った記憶がある。
受験どうでした?
なんてたまに聞かれた時に思い出すのは
あ〜終わった瞬間にインフルエンザになったな。
しか思い出せない。
それにしても
誰にも迷惑がかからないなんて
視野が狭いにも程があって笑える。
迷惑なんて自分の想像が及んでいないところでしか
かけてない。
若い時ってなんか傲慢〜
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