【明日のライターゼミ】ワークシェア会:学びを自分のものに
こんにちは。mameです。
突然ですが、本屋さんで本を手にするとき、なにを基準に選びますか?
著者、タイトル、書評、表紙、もろもろあると思います。
その中で、「本の帯」を見ている方はどのくらいいるのかな、というのがもっか、わたしが気になっていることです。
本の帯とは、この写真の中、白地の部分のことです。ジャマだから読むときに捨ててしまう、という方もいるでしょう。
わたしは会社の研修として、「本の帯」を作っています。が、いまだ自信作と呼べるものができない……。試行錯誤を繰り返す中で気付いたのが、明日のライターゼミで聞いたお話が、全部これに使える!ということでした。
そこで、3期目に入った「明日のライター」ゼミのワークシェア会に「帯ワンプロジェクト」を提案しました。
「帯ワンプロジェクト=本の帯を制作する」だけのものなのですが、これはとても学びが深い。ターゲット設定・言葉を生み出す力・編集力などなど、明日ゼミで教わったことを全部使えるんです!
ということを説明し、初回のワークに採用していただきました。
土曜の朝7時30分スタートということで、来られなかった方もいるかなと思います。資料を公開しますので(そんな大したもんでもないですが)、ぜひ2期の学びを思い出してみてください。
<ワークシェア会の流れ>
① 2期の振り返り→制作のヒントになります!
② 下書き→帯テキスト設計シートに記入してみましょう
③ みんなの帯を見てみよう→ふせんにコメントを書いて貼りましょう(名付けて、阿部さん方式)
④ 清書→フォーマットに記入しましょう
⑤ 裁断して、本に巻いたら完成です!
2期の振り返り
まずは、さっくりと2期の振り返りから。
(資料内の画像は、ゼミの募集ページからお借りしました)
あれ?
誰か、いない?
そうです。この方!
実は、運営を担当してくれた折田さんが「西島さんの資料は自分がやります!」と言ってくれたのでお任せしておりまして、手元にデータがないのです……。こちらの写真でうっすら見えます。
(折田さんの西島さんへの愛と尊敬がハンパないことを猛烈に感じました)
こうしてみると、ホントに貴重な体験をして、多くのことを学んだなと思います。(すでに懐かしくなっている自分が怖い。現在進行形で使いたい)
下書きから実作
シェア会に参加された方には「お気に入りの本」を1冊お持ちいただきました。もし「忘れて来ちゃった!」という方がいてもワークができるように、講師の方の本を中心に、予備の本も用意。
「それでは、作ってみましょう!」となるわけですが、「そんなこと急に言われても…」だと思います。でも、大丈夫。「帯テキスト設計シート」なるものがあるのです。
こちらは、体験講座で講師を務められた高桑のり子さんの「ペルソナ設計シート」を加工して使わせてもらいました。
まずは、こちらのシートに「ペルソナ」や「キーワード」を書き込みます。そこから帯のフォーマットに使うテキストを下書きします。
<フォーマットに使うテキスト)
・メイン:本の中で一番伝えたいことやおすすめポイント
・サブ:メインを補足する内容
・キャッチ:メインには入れられなかった内容 or 本の中のキラーワード
・感想:140文字以内 (このままツイートするつもりで)
そして、もうひとつ、とっておきの秘訣が!
実は竹村さんが講師で来られた際、本の帯を作る研修をしていることをお話してアドバイスをいくつかいただきました。書籍編集者ならではの視点をいただけて、本当にありがたかった!
いや、ホントに「帯ワンプロジェクト」って、明日ゼミで出来てますね。笑
持参した本を読み返しながら、設計シートを埋める参加者のみなさん。
設計シートが埋まったところで、他の方からフィードバックをもらい、再考する時間を設けました。そして、いよいよ、フォーマットに記入します。
最後に裁断して、本に巻けば完成です。
お気に入りの本をお持ちいただいたおかげで、「読んでみたかった本だ!」「この人の新作もよかったですよ~」といった情報交換もできました。
反省点
今回は、参加者の方のがんばりのおかげでなんとか形にできましたが、もし、2回目をやるなら、改善ポイントはいっぱいあるなーと反省しきりでした。
・設計シートをもう少し分かりやすく
・本のサイズを測ってからフォーマットに記入
・タイムテーブルを先に説明
・時間配分の見込みの甘さ などなど。
実は、ふだん「30分1本勝負で書き上げる!」ことにしているのです。そのため、本を読みながらかなり下準備をしていることに気付きました。(ああ、ワンオペって罪深い)
いきなり言われて、同じペースで書き上げるのは難しいですよね。申し訳なかった……。
「この一文はあの人に教えてあげたい」
「この一言はいつか使えるな」
帯を作る、作らないに限らず、本を読みながら、こうした言葉を集めておくと後で使い出があっていいですよ! ふせんを貼るのでも、線を引いちゃうのでもいいと思います。
今回は手書きしてもらいましたが、いつもはパワーポイントでレイアウトしてプリンターで印刷するというカンタン制作。テキストを練り直したり、デザインを変えたりもできます。自分の印象に残ったページには、ぜひ印をつけておきましょう。
「30分1本勝負!」でいったん作ってみるという動き方になったのは、ある方から言われたひと言がきっかけでした。
30点の出来でもいいから、やってみた方がいいです。
100点をスタート基準にしちゃうと、永遠にできません。
確かに。
一度、形にして見てみた方が俯瞰して考えることができます。
アウトプットを前提にすると、本の読み方は変わります。ぜひ、試してみてください。
シェア会の企画に手を挙げた理由
人は、「今日聞いた話をの7割近くを翌日には忘れてしまう」のだそうです。
心理学者のエビングハウスが唱えた「忘却曲線理論」のグラフを見たことがあるという方も多いでしょう。
忘れないために一番よいのは、「復習」すること。記憶したことを何度も取り出して使用することで、「あ、これは重要なことなんだ」と脳が気付き、「長期記憶」の中に保存するのだそうです。
この話を聞いて思い浮かべたのは、とってもとっても欲しかったモノを買ったとき、家に帰って何度も何度も“宝物”を眺めている自分でした。
学びを得たら、何度も取り出して、磨いて、時には人にもおすすめして、手垢まみれになるくらい使いたおす。なんだか表現がアレですけれど。
あれもこれも、知りたいし、一度でいいからやってみたい。
そして学んだことは全部、ものにしたい。
そのためには「使う機会」を増やすことが必要だと思います。ですがここで、「いつか」「そのうち」が顔を出して足を引っ張るんですよね……。だから半ば無理やり、機会を作ってみました。
人の話を聞くだけよりも、“講師役”をやった方が100倍くらい気付きが多いです。
欲張りなわたしのワガママに付き合ってくれた折田さん、参加してくれたみなさんには本当に感謝です。
「明日のライターゼミ」3期はすでにスタートしていますが、まだ入会受付中だそうです。
興味のある方は、こちらをどうぞ!
※今日一番うれしかったこと。
写真が……! 何が写っているか分かる! (そのレベルなんです)
まともに撮れてる!(ホッ)
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