SNSを長く続けるために大切なこと
こんにちは。339PLANNING広報のEmikoです。
この記事では、SNSやWEBを使った広報について、気になることやわからないことを、社長の今野正輝(通称こんちゃん)さんに読者目線であれこれ質問し、皆様にわかりやすくお伝えしていきます。
今回のテーマは、
『SNSを長く続けるために大切なこと』です。
意外と知られていないのが「継続するためのコツ」。
早速、こんちゃんに聞いてみました。
息切れしないペースを見つける
Emiko:
すごく基本的なことですが「SNSを長く続けるために大切なこと」って何ですか?
こんちゃん:
そうですね。自分にとって息切れしないペースを見つけることです。無理なく続けられるペースを見つけて保つことが、長続きのコツです。
Emiko:
なんだか運動みたいですね。
こんちゃん:
そうなんです。SNSってダイエットやマラソンと似ているんですよ。
いきなり全力で始めたら、途中で息切れしてリタイヤしちゃうじゃないですか?
そうならないように、コツコツが大切です。
Emiko:
なるほどなぁ。「息切れしないペース」について、もう少し具体的に教えてください。
こんちゃん:
それじゃあ「Instagramを使って集客したいケーキ屋さんのアカウント」を想定して考えてみましょうか。
例えば、ケーキ屋さんが自店の洋菓子を毎日1個ずつ写真に撮って紹介した場合、いつか途中でネタ切れしますよね。だって50種類の洋菓子を作っていたら、50日で商品紹介が完了しちゃいますから。
Emiko:
あ、確かに。
こんちゃん:
50日目を過ぎたらもうネタがない……というのは、ちょっとつらいですよね。
そのためにも50個から先のことも考えながら、他のネタも考えて、ストックしつつ、長くコツコツ続けられるペースを、実際にやりながら見つけていく……ということなんです。
Emiko:
最初からハイペースだと、途中で息切れしちゃいますよね。
こんちゃん:
だからこそ、健康的に続けられるペースが必要なんです。
まずは週1回から投稿を始めてみて、フォロワーさんの反応を見ながら、例えば、ケーキの紹介以外にスタッフの紹介を入れるとか、こだわりの食材を紹介してみようとか、フォロワーさんが知りたい情報とはどんなことか?を考えながら、コツコツ投稿を続けることが大切です。
Emiko:
最初の頃は、頑張って続けてもなかなかフォロワーが増えない時期があるじゃないですか。しかし、そこは考えすぎず、投稿を続けるってことなんですね。
こんちゃん:
そうです!まずは定期的な更新を続けてみてください。
Emiko:
「定期的に投稿すること」を前提にすると、自然と「息切れしないペース」に意識が向きますね。長く続けていくためのペース探し。これは実際に自分でやってみて、試行錯誤しながらちょうどいい塩梅を見つけていくってことなんですね。
こんちゃん:
はい、そうなんですよ。ここはマニュアル通りにいかなくて、やっぱり運動と同じなんですよね。焦らず自分のペースを見つけてほしいですね。
「バズる」について
Emiko:
息切れしないペースで続けていく場合、「バズる」ことについても考えていく必要があるかなと思ったんですが、SNSを続けていると「バズることも必要なのかな?」と感じちゃうんですよね。そのあたり、こんちゃんはどう考えていますか?
こんちゃん:
ぼくは、アカウントを伸ばす上で、バズる必要はないと考えています。
Emiko:
おぉ、バズらなくてもOKですか。
こんちゃん:
はい。絶対にバズる必要はないので、まずは息切れしないペースを作ることを優先かなと思います。
そもそもバズるの語源って「ハチや機械がブンブンと音を立てること」を意味する英単語の「buzz」から来てて、人がガヤガヤ集まってる様から「バズる」と呼ばれるようになったんです。
Emiko:
なんと!語源はハチですか!
こんちゃん:
イメージしやすいですよね。バズって街中で人だかりができていたら集まるのと同じ原理です。
でも、後日そこに行ってその人だかりをもう一回探しにはいかないですよね。
Emiko:
はい。人がたくさん集まっていたら気になって見に行くけど、騒ぎが終われば気にも留めないです。
こんちゃん:
バズるって一過性のものなんで、それよりは息切れしないペースを作る方がいいんですよ。
Emiko:
そうか。でも、バズるってちょっぴり羨ましかったりするんですよね。
こんちゃん:
いやー気持ちはめっちゃわかります。バズりたいですよね笑
でもこれって急激なダイエットのあとに体調を崩したり、リバウンドしたりすることと似てて、バズったあとは望んでいなかった反応が来て、発信する側が発信の目的を見失うことがあるんです。
だから僕は、理想のSNS運用は、バズに頼らずに信頼関係を築きながらファンを増やすことだと考えています。
Emiko:
最初からバズばかりを狙わないことが重要ってことですね。
こんちゃん:
はい、そうです。SNSの運用相談を受ける中で、バズることだけを目指すとアカウントの最初の目的で設定した「誰に何を伝えたいのか?」が見えなくなっている状態になりやすくなるっていう面もあるんですよね。
Emiko:
確かにそうですね。一発当てようと思わないで、真面目にコツコツ続けることが大切なんですね。
発信の最終目的は「お客さんのため」
Emiko:
「息切れしないペースで続けていく」の他に大切なことはありますか?
こんちゃん:
そうですね……
「お客さんが知りたい情報」と「投稿内容」を合致させていくことですかね。
Emiko:
うーん、なんか難しそうですね……
こんちゃん:
いやそんなこともないですよ!
例えば、先ほどのケーキ屋さんのInstagramアカウントを例に考えてみると、家族で遊びに行った先で撮った風景写真や友人とのランチの写真を投稿していたら、ケーキ屋さんの情報を知りたいお客さんは「あれ?ケーキ載ってないの?」って思いますよね。
こんな感じで、アカウントを見に来た人が知りたい情報と実際の投稿内容がズレていると、それを見たお客さんは違和感を感じるし、求めている情報とのギャップが生まれてアカウントの魅力が伝わりづらくなっちゃうんです。
Emiko:
あー!それわかります。確かに、投稿内容と知りたい情報がズレているアカウントはモヤッとします!このモヤモヤの正体は違和感でしたか。
こんちゃん:
お客さんのためにも、この違和感やギャップを感じさせない投稿を心がけるのが大切なんですよね。
投稿に慣れてくると、いろんなことを発信したくなると思うんです。
でも、投稿のバリエーションを増やすときは「誰に向けて発信するのかを意識する」のが、すごく大切です。
これはSNSに限らず、マーケティングや広報全般に言えることですが「お客さんの視点に立って発信できているか?」と考え続けることですね。
Emiko:
発信を通して「お客さんが求めている情報」をキチンと伝えていくことが大切なんですね。
こんちゃん:
そうです。時にはお店のこと以外の、たとえば風景や料理や人物の発信があっても良いと思うんですよ。理由や目的があっての発信で、初めてそのアカウントの投稿を見たお客さんもすんなり理解できる内容ならOKです。
ただ、いきなりいろんなジャンルの投稿を発信していくことは難しいので、お客さんの反応を見ながらいろいろ試して、どんな発信が伝わるのかな?と考えながらやっていくことがおすすめです。
Emiko:
内容を考えて工夫しながらコツコツ続けていくことが肝なんですね。
こんちゃん:
お客さんの思いを汲み取りながら、お客さんに信頼され愛されるアカウントをコツコツ育てていく。そんな気持ちで、楽しみながら長く続けてほしいですね。
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