部活動は、「答えのない世界」への入り口
中学校や高校でなぜ部活動をするのか。
直接受験に関係のない、いやむしろ勉強する時間を削ってしまうのが課外活動。
なのに進学実績の高い学校のほうが部活動加入率が高かったりします。
なぜ部活動をする必要があるのか。
社会人になり、「部活動は絶対必要だ」と感じています。
学校学習⇄実社会
学校に入って学ぶもののほとんどは「答え」のあるものです。答えがあるから答え合わせをし、答えが合っている数が多ければ高い評定を得られます。
しかし、実社会において、「答え」はほとんどないと私は思います。
料理についても、Aさんには美味しいと思われたとしてもBさんにとってはいまひとつ、という事はあります。Aさんのようなリアクションをたくさん得られれば商売になり得ますが、それでもたまにはBさんのような来店してしまう事はどうしても避けられないでしょう。
「営業」の仕事であれば、几帳面なAさんに対する接し方と、細かいことが嫌いなBさんに対する接し方が同じはずがありません。
「答え」に近いものとして「マニュアル」があります。そのマニュアルに従って働いていれば「まず」間違いはない。しかし、そのマニュアルにしても万人には通用しません。イレギュラーな対応を求められることは、確率は低くとも必ずあります。
つまり学校内学習における「答えのある世界」に浸かり切ってしまうと、突如実社会という「答えのない世界」に放り出されてしまった時に混乱を来たしてしまうと思うのです。
つなぎ目
「答えのある世界(学校)」と「答えのない世界(実社会)」
この二つをつなぐ役割なのではないかと思うのが「部活動」だと、私は思います。
部活動中、時には理不尽な思いもするでしょう。訳のわからない指示を受けたり、いつまでも「縁の下」から表に出させてもらえなかったり。。。
でも、実社会でも訳の分からない先輩や社長さんはいますし、地味な仕事をいつまでも続けるケースだってよくある事です。
部活動で試合等の場に出れば、相手によって戦い方を変えなければいけません。これも、実社会において、人によって接し方を変えていかなければいけないのと同じです。
これ、社会ではとても重要なことです。
いろんな人といろんなケースを学ぶ訓練をする。それが部活動の特徴だと思います。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。