いくつもの顔を持つ箱根
学生になってから社会人になってしばらくの間(およそ10年ほど)箱根に行くことはなかった。
結婚して子どもができ、家族でどこかへ旅行に行こうという話になった。
あまりお金がない。
会社が所属する保健組合の保養所は、通常より安く宿泊できる。保養所を調べたら箱根にあることが分かった。3年に一度ほど利用していたと思う。
私が子どもの頃に連れて行ってもらった場所と、私が親として子どもを連れていくところは全然重ならなかった。これは妻の意向が大きい。
ロープウェイなんて一度も乗ったことがなかった。ただし、乗ったのは妻子のみで、私は頂上までクルマで行った。往復するだけのお金もない。なので、「お迎え」である。
「美術」にまったく縁のない私は、こんなところに行ったこともなかった。
富士屋ホテルに入ったのも初めてだった。カレーしか食べるお金はなかったが、入って、雰囲気を楽しむだけで充分よかった。
小涌園も知らなかった。
親が連れて行ってくれたところと共通していた数少ないことの一つが、黒たまご。
単なるゆでたまごであるが、見た目の違いはインパクト大である。
同じ場所なのにアクティビティが全然違う。それも箱根の特徴かと思います。
最初の写真は、ススキが映える仙石原です。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。