私は絶対社長にはならない
ずいぶん前に発刊された、サイバーエージェント社長による著書です。
ジェットコースターのような人生です。
私にも5年ほど前にどえらいピンチがありまして、1年ほど戦いました。
プレッシャーにつぶされるという思いはなく、来たプレッシャーを「やり過ごす」という感じで過ごしていました。
この社長の場合、そんなわけにはいかない状況でした。志がぶれなかったからやり抜けたのかもしれません。が、ちょっとこのプレッシャーには勝てないと感じました。
「これぞ日本」と思うくだりがありました。
昔、「日本は嫉妬深い文化だ。成功者を称賛しないと、ベンチャーが育たないよ」と力説している先輩起業家の方がいました。
この本が書かれて20年近く経過しています。当時よりは少しは変わったかもしれませんが相変わらず日本は「嫉妬の文化」が根づいていると思います。
成功者は足を引っ張られる。成功者の足を引っ張ろうとする者が必ずいる。
たとえば成功している人がSNSで買い物や食事をしている写真などをアップすれば、やっかみの反応が多数ある。
しかし、これは経済学者の髙橋洋一氏も語っていることですが、
私みたいにお金のない者は節約・節制・ケチをきわめた生活をしますが、全員がそれをやってしまったらお金は回らないのです。
お金を持っている人は、そのぶん、私よりもおおいにお金を使う。それが経済を回すためにもとても重要なのです。
稼ぐ人は徹底的に稼ぎ、たくさん使う。従業員をたくさん雇ってもらう。
そこに嫉妬をするのは間違っている。そろそろそれに気づかなければいけないと思います。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。