孤独との付き合い方
以前の記事で「孤独」について書いたことがあります。
最近、「孤独」に関する本を読みました。タイトルは「ゆたかな孤独」。
「心配事の9割は起こらない」という著書でも知られている方です。
こんなことが書いてありました。
自分のために時間を使わなければならない生活に変化した(道を選んだ)代償として、遊びや飲み会などに誘われなくなるのは当たり前です。(略)この先、道は三つに枝分かれしています。(略)三つ目は、関係が疎遠になるのは仕方がないと諦める道です。
私はこの「関係が疎遠になる」を選び、実際にほとんど誰との関係もない状態になりました。その具体的な内容が、その後に書かれていました。
自分の仕事を終えたら早く帰りたいけれど、他の仲間が仕事をしているのに自分だけ帰れば仲間を裏切ることになって、仲間外れにされてしまいそうで恐い(略)。早く帰るか、みんなと残業するかの二者択一は、どちらを選んでもメリットとデメリットがあり、唯一無二の正解はありません。選んだほうを正解として進むしかないのです。
このとおりで、私は仕事をしている同僚を置いてサッサと帰宅し続けました。同僚は9時10時まで仕事をし、その後連れ立って食事(飲み)に行ったりマージャンへ行ったりしていたようです。
結果として、私はほとんど誘われることはなくなりました。著書のとおりになったのです。
独身だったらどこまでも付き合って残業(という名のダラダラ在社)をしていたでしょうが、家族がいて子どもも小さかったので、定時の帰宅を目指しました。定時になんとか帰るため、勤務時間も雑談にほとんど応じませんでした(応じていたら定時に帰れなくなる)。それでも帰宅は少し遅れていたのですが。
「選んだほうを正解として進む」
と書かれています。さて、自分の選択が正解だったのか、自信は持てません。自分で選んだというより家族の要望に従った感じなので。
仕事を徹底したある同僚が離婚をする結末を迎えました。しかし、彼は「むいてなかったんです」と言って割り切って仕事や友人との付き合いを優先させ、それはそれで充実感のある表情をしています。
私には、現時点で友人と言える人がほぼ皆無。
それでも「選んだほうを正解として」生きるしかないのです。
「正解」が分かるのはもっともっと未来のことです。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。