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なにを、どうしたいのか

『人間関係逆転の法則』
を読みました。

私自身が「うまくいかない」というわけではないのです。むしろ結構恵まれている環境だと思っています。
ただ、私の身近に「その考えを逆転させてみたらいいのに」と感じるような人がいるので、何かヒントになるようなことが書かれてないかと思い、手に取りました。

まさに「これこれ!」と思う箇所がありました。

「犠牲者」は今の地位が気楽だから、本当のところは変えたくない。いつまでも「犠牲者」のままでいたいのです。「犠牲者」を抜け出す行動は起こしたくないから、「犠牲者」にはアドバイスはあまり利きません。

58ページ

さらに同書では、「少しでも悩みが解決すれば」と思ってアドバイスをすれば「でもね…」から始まる弁明が長々と続く、とありました。

全くその通りです。

それから、

不安にともなう行動を取ったことで、結果的にそれが起こる確率を高めてしまうのです。

89ページ

とあり、これまたその通りだと感じます。「言霊(コトダマ)」という言葉があるように、日ごろから口にするとそれを現実に引き寄せてしまうのです。

それは充分に自覚しているはずで、そういうスピリチュアルな本をさんざん読んでいるにも関わらず、悪い未来を勝手に想像して口に出し、結果、それを引き寄せています。





改善策がいろいろ提示されていましたのですが、ここではその一部を。

◯小さな行動を起こしていく(人間関係でなく、ライフスタイルでもいい)
◯「〜のせいで」→「〜のおかげで」に思考を変える
◯よかったことを毎日3つ書き出してみよう

具体的事例がいろいろ書かれています。ほかにも役立ちそうな事がたくさん紹介されているのでかなり参考になります。

とはいえ、相手にそれを提示しても、自分にとってラクで都合の良い要素だけを耳に入れる状態。少しでも負担になることはいっさい拒否する人です。

なので、上記にあることは、自分がこっそり実践しようと思います。


この本の根幹にあるのは、「これから先、なにを、どうしたいのか」を考える事。意外に見落とされているこの要素を、自分だけでも意識していこうと思います。



#読書感想文

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

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