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「成年後見人」はやっぱり簡単ではありません

私は親の成年後見人を務めています。

成年後見人には、年に1回の大事な仕事があります。

「財産報告」です

そんなにおおげさな名前をつけるほどの財産ではありません(たとえば「持ち家」も財産のひとつです)

初回の報告はおととしで、これは司法書士のもとにやりましたが、それをもって司法書士の方は成年後見人から離れ、私ひとりになりました。

昨年は初の定期報告で、初回報告のデータをもとにあれやこれやと資料を付け足し、なおかつ追加資料を求められて提出したりと。

「これ、みんなひとりでやっているのかな? 結構面倒だよ、これ」

と思いながらやりました。調べものも含めれば丸1日を使います。

そもそも私が成年後見人になったのは、親が認知症になり、なおかつ財産被害を受けたため。親が裁判を起こしたくても認知症では起こせないということで、私が親に変わって訴えを申し立てる必要があり、それで成年後見人になったのです。

というわけで、初回報告、昨年の定期報告とも、その訴訟がどうなったのかを書き記す必要がありました。これが面倒でした。

それは昨年すべて決着しました。

しかし、それでも報告書まとめは今年も簡単ではありませんでした。

最初に提出する2つはさほど難しくはありません。

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しかし、これを提出して「これでもう大丈夫だな」と思った後に電話がかかってきます。そして、追加で提出を求められるのが「収支状況報告書」、これがなかなかに面倒です。

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これを、通帳とにらみあいながら細かく項目ごとに書いていかなければいけません。

親自体は極めてシンプルな生活をしているのですが、それでも大変です。

やっぱり1日を使う作業です。「追加提出」なので複数回郵送しなければいけないのも面倒です。

なおかつ、この表の下に書いてあるひとことがプレッシャーです。

「収支が赤字となる場合は,対処方針等を記載してください。」

まったく悪いことはしていないのに赤字になることだって考えられます(実際、2年間はそうでした)。「対処方針って。。。ちゃんと管理しているのにな」と、切ない気持ちになります。

まぁ全員が善人ではない。なかにはこの制度を悪用する人もいるだろうから、そのための「予防線」なんだとは思います。思いますが、それでも、それなりに一生懸命やっていると思っている身からすれば、切ないひとことです。

それでも今年は、「あのときはだいぶ右往左往したけど、ようやく一段落ついたのかもしれないなぁ」と少しだけ思った次第です。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

#私の仕事

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。