勢い余って一冊読んだ(立ち読みで)
「人生を変えた一冊」というテーマを発見しました。
少年時代に読んで、「人生を…」と感じたのはこの方の本です。
今の方には、「落合陽一さんのお父さん」と言ったほうが分かるらしいです(私は落合陽一さんをよく知らないのですが)。
当時、「落合パパ」はアサヒビールのCMに出ていました。名前以外の情報がないので「この人は何者?」と疑問を持ち、本屋へ行ったらこの人の文庫本がズラッと並んでいたので手に取ってみたのです。そうしたら、
一冊読み終えてしまいました。
高校時代までは芥川龍之介の本を読みふけりましたがだいたい短編で、それでも読むのが遅いなぁと自覚していました。
そんな私が、この本については、気づけば読了していました。
知らない世界
本というのは、自分の知らない世界を知ることができるというのが、特色のひとつだと思います。
この方は「諜報」つまり半分スパイのことを主に取り扱っています。
ずーっと「ボーっ」と過ごしていた私には衝撃的すぎました。
全く知らないお仕事の世界
この人このあとどうなるの?
あなたが裏切り者だったのね。
ソ連人がみんな悪人に見えてしまう(その後いい人も出てきました)。
…で、気づけば読了していたのです。
というわけで、ほかの本もかなり読みました。
絶版になっているものも結構あるんですね。二人の首領なんてかなりおもしろかったのですが、増刷できない事情もあるのでしょうね、と、邪推します。
教科書に載らない世界
「諜報」というのは、戦力がない中で生き残るために使う手立てです。大砲は使わない、とても「人間くさい」世界です。
中東の実情、ソ連・ロシアやアメリカ、イギリスの競り合い…教科書では絶対に学ばない世界です。
世界は人間の絶妙なパワーバランスで成り立っているんだと感じ、「ダラダラ生きてちゃダメだ」と感じた一冊です。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。