「琉球」史小説を読んで思ったこと
沖縄は、「日本史」で学んでいることとは少々事情が異なる歴史を歩んでいます。その一端について、2冊を読んで感じたことを書きます。
こちらは新刊です。
琉球建国記
史実に基づいた作品ですが文面はかなりおどろおどろしいので、血に対する耐性のある方にオススメします。
この出来事は1458年らしく、日本史上では8代将軍足利義政の時代。その約10年後に応仁の乱が起こっていますので、沖縄は討伐によって治世が訪れたのとは対照的です。
沖縄を統治しているかどうかの指針になっているのが、中国からの「冊封」であることが書かれています。当時の沖縄の状況は確かにそうだったのでしょう。
次のこちらはロングセラー本です。
琉球処分
それからはるかに時代が進み、明治時代になって起きた出来事を綴った名著がこちらです。
沖縄を知りたいのならこれを読めと(たしか)作家の佐藤優氏が言っていたので読んでみました。1870年前後にこんなことがあったなんて、恥ずかしくも全く知りませんでした。
地理的にも、沖縄は中国と日本本土の中間地点にあります。そういう事情もあって沖縄は長い期間中国との深い関係が続いていました。
なかなか難しい判断を迫られていたのだなぁと思います。
最後に
皆さまありがとうございます。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。