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思わず配役を考えてしまう『婚活マエストロ』(宮島未奈)

『成瀬は天下を取りに行く』

が個性的でおもしろかったので、著者のその他の本を図書館で予約。続編となる本が来る前に上記の本の順番が回ってきたので読みました。

いやこれ、おもしろいです。

40歳の未婚のWebライター男性が、依頼を受けて婚活の記事に携わっていくうちに自身も婚活に巻き込まれていく?というあらすじですが、それぞれのキャラが立っています。

主人公の男性は、今の社会事情を表しているような設定です。

後半のほうでクセの強すぎる女性が登場し、電車のなかで吹き出しました。マスクを着けていて良かったです。なぜにこんなにおもしろい事が次々書けるのか、関西の大学に進学すると笑いで鍛えられるのでしょうか。

そして登場人物のひとりであるアパートの大家さんだけ、登場するたびにフルネームなのはなぜなのでしょう。

私は小説を読むとついつい「これドラマ化されているか?」と検索するのですが、まだのようです。となると、自分で配役を勝手に妄想します。そのうちドラマ化され、配役がそのままピタリと当たれば心のなかでガッツポーズします。だれにも共感されませんが。
田中圭さん、上野樹里さん、3時のヒロインのかなでさん、古田新太さん、ミルクボーイの駒場さん、大地康雄さんあたりでどうでしょう。

それにしても「婚活マエストロ」とパソコンで1回検索しただけで、婚活サイトの広告がヤフーのトップページでバンバン出てくるのには閉口です。


#恋愛小説が好き

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

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