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「学ぶことの意義」という難題

わが子が通う学校にて、上記のテーマでの作文を命じられたという。

学ぶことの意義

って、難しくないっすか?

てか、私、子ども時代にそんなこと考えたこともなかったっス。

私、子どもに説明しようと試みる。

「それはね、えー、あのー、んーとねー」

原稿用紙が「んーとねー」とか「あのー」で全部埋まってしまう。。。

脳内であーでもないこーでもないと考えた末、

「1」楽しい

「2」人の気持ちを慮る事ができるかも

「3」改善策を知る

これかなぁと思いました。

「1」楽しい

一例として、野球の「送りバント」があります(すみません野球バカのためこれぐらいしか適当な事例を挙げられません)。

わざわざ自分のアウトを1個増やすって、普通に見たらもったいない行為です。

しかし、バントによってランナーを2塁に進めておくことによって、次の打者が外野の前にポトリと落ちるヒットを打ったりすれば、ランナー塩見はホームへ生還でき1点が取れる(あっすみませんスワローズファンのため具体例が出てしまいました)。

しかし1塁にいたままだと、レフト前ヒットなら進めるのは2塁まで。全然違う結果になるわけです。

そういう事を知っていれば、「バントってそういう意味があるのね」とわかり、野球の見方が楽しくなります。

投手の配球術もその一例・好例だと思います。

「2」人の気持ちを慮る事ができるかも

以前こんな本の感想文を書きました。

第2次世界大戦で凄惨を極めたドイツとソ連の戦いについて詳しく書かれた1冊です。ひとことで言えば「こりゃヒドい戦い」で、読んでいて「楽しい」はありません。

しかし、なぜ今あの国はお隣の国を攻撃しちゃっているのか、その理由の一部がこれで知る事ができるように思います。もちろんこれが「正解」ではありません。が、あの国の人々が第2次大戦で食ったおびただしい犠牲による精神的なダメージが、結構国民全体に浸透しているんじゃないか、という想像もできます。この本を読んだ立場として、今の侵攻は、指導者の「ご乱心」で起きたとは言いきれないように感じるのです。繰り返しますが、これが正解だとは言いきれません。しかし、「学び」によって、(日本に生きていたら想像できない)相手の気持ちをおもんぱかる事ができる可能性が、得られるように思います。

「3」改善策を知る

私の以前勤務していた会社は、総額8億とも9億ともいえる負債を抱え、破産をしました。

あれはヒドい、ヒドかった。でも、その中で働いていた自分はいったいどうすれば良かったのかとも思いました。するとそういった分野に自然とアンテナが反応します。

すると年配の方と話をしていて「会社は私の代で整理した」とか、「事務所は解散した」といった話にぶち当たったのです。

ひどくなる前にやめる、これも選択肢の一つだった、という事を知りました。

これは「1 楽しい」にも「2 人の気持ちを…」にも当てはまりません。人と会って話をすることによって、違う解決策を知る事ができたのです。

簡単に答えの出ないテーマ、これを考えるとなかなか奥深いのですね。


#探究学習がすき

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

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