草木で染めたラフィアで作るカゴとバッグ
伊豆高原に移住してから始めた趣味の一つに草木染めがあります。
元々その土地に生えていた草木を必要以上に刈ることはあまりしたくないので我が家の庭は野草天国です。
庭掃除で刈られた草木を全部ゴミとして捨てるよりも、何かに活かせないか?
と考えて始めたのが草木染めです。
ストールを染めることもありますが、今回はラフィアを染めて作ったカゴやバッグをご紹介したいと思います。
ラフィアはラフィアヤシという葉からとれる天然繊維です。
そのままだとホコリや樹脂が含まれているので、まず汚れをとるためにぬるま湯で水洗い。
水洗い後、よく乾かしてから豆乳に浸してタンパク処理を行います。
タンパク処理に牛乳を使う話も聞きますが、牛乳の場合ミルクの甘い匂いが素材に移るので私は豆乳を使います。
タンパク処理が済んだらよく乾かして染色です。
ラフィア染めはけっこう手間がかかるから気合と時間がなければ重い腰が上がりません(私の場合、気合が相当必要)
草木染めって色が薄い、ぼんやりした色合い、という印象ありませんか?
でもね、媒染のやり方をちょっと変えるだけで色鮮やかに染まるんですよ。
紙紐を束にしたものを芯にして、ラフィアをグルグル巻いて好きな形のカゴを作ります。
ネコちゃんが好きな友達へのプレゼントに作った小物入れです
こちらは毛糸とライファを組み合わせて作りました
こちらはログウッド、枇杷の葉、ターメリックで染めた3色のラフィアと無地のラフィアを使ったバッグです。
歪みが出ないようにまっすぐ立ち上げながら作るのが大変でした。
力の入れ加減が均一じゃないと歪みがでてしまうので、なるべく同じ力加減を意識しながら作ります。
キレイに仕上げるコツは、とにかく小まめに歪みチェックをすることですね。
こちらも友達へのプレゼントで作りました。
最後は自分用に作ったバッグです。
持ち手のところは市販用のは使わず、ラフィアを巻いて作りました。
上にいくにつれて徐々に広がるデザインにしました。
A4サイズの用紙が入る大きさです。
夏になると水筒、日傘、冷房で体を冷やさないために羽織るものなどで荷物が多めになりがちですよね。
それがすっぽり入るサイズにしたので少し大きめです。
肩にもかけられるので使いやすく重宝しています。
紙紐を使って簡単に作れるラフィアのカゴ。
多少かたちが歪んでいても手作り感があってそれも味になります。