AiQ | #3. 演繹法・帰納法・MECE
今日から使えることわざ・格言・名言・ありがたい先人の知恵をまとめた「Steal with Pride」、参加者の人生の転機となる魔法がかかったような瞬間であるマジックモーメントの醸成を目指す「毎回を神回にする」、そして、その原点である「最高のプレゼンの届け方」、ジブンらしさで輝く「Personal Branding」に続く第 5 弾!
新シリーズは「AiQ:論理的思考型問題解決力 - Mastering the Art of Logical Problem Solving」(全 10 回予定)
AI 時代に必須! 論理的思考をマスターしよう!
僕自身がこれまで受けた研修や読んだ書籍から学んだことや、実際のワークショップを企画から提供まで行ってきた経験から学んだことを、AI 時代を勝ち抜くために不可欠な「論理的思考型問題解決力」としてまとめてみました!
論理的思考の基本 - 演繹法・帰納法・MECE
まず、 3 つの基本的な考え方は、「演繹法、帰納法、MECE」・・・聞いたことある方も多いはず。
演繹法で具体化・帰納法で抽象化
演繹法は一言で言えば具体化。一般的な原則から個別の事例を見出す方法。つまり、「抽象的な考え」から「具体的な結論」を導き出します。
例えば、「顧客満足度が高い企業は売上が伸びる」という一般的なルールがあるとします。
このルールに基づいて、「私たちの企業も顧客満足度を向上させれば、売上が伸びるだろう」という具体的な結論を導き出すことができます。
一方、帰納法は逆の道筋をたどります。個別の事例から一般的な法則を見出す方法。つまり、「具体的な事例」を積み重ねて「抽象的な法則」を導き出します。
例えば、「今期、顧客満足度を向上させたA社は売上が10%増加した」、「B社も顧客満足度を改善して売上が8%増加した」、「C社でも同様に5%の増加が見られた」という具体的な事例があるとします。
これらの具体的なデータを集めて、「顧客満足度を向上させることは、売上を増加させる傾向がある」という一般的な結論を導き出すのが帰納法です。
MECE を理解する - 「モレなくダブりなく」とは?
最後に、MECE とは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」日本語では「漏れなくダブりなく」
複雑なビジネス課題を効率的に分析・解決するために考案した方法。つまり、分析の際に、重複せず、かつ、すべての要素を網羅して分類することを意味します。
ちなみに演繹法は、MECE な分類から始まることが多く、帰納法は、MECE を目指して進んでいくプロセスとも言えます。
もし、複雑な情報や課題を前に、混乱したり、重要な情報を見落としたりしていたら、演繹法(具体化)帰納法(抽象化)を繰り返して、情報を MECE に(モレなくダブりなく)整理します。
それによって、全体像を把握しやすくなり、問題解決や意思決定をより効率的かつ効果的に進めることが期待できます。
情報をモレなくダブりなく整理・・・と言っても、なかなかイメージが難しいですよね。
MECE を使いこなす - 3つの分解方法
そんなときは、逆に MECE ではないパターンを考えてみましょう!
それは、このように、モレかダブりのいずれか、または、両方がある場合です。
見ていても、なんかモヤモヤが残りますよね。
そこで、全体を構成する部分でキッチリ分解するフレームワークを層別分解と言います。
例えるなら、お弁当箱の仕切りで、ご飯とおかずが混ざらないようにするのと同じです。
ようやくモヤモヤがスッキリしましたね。
他にも、変数分解とプロセス分解があります。
この 3 つを使いこなせば、大抵の事柄は分解することができます。必ず、マスターしましょう!
事例:新規事業のアイデア創出
早速、具体例で練習してみましょう!
「新規事業のアイデア創出」というお題を MECE で分解する場合、みなさんなら、どのフレームワークで、どんな切り口で、どんな切り方で分解しますか?
例えば、ターゲット、市場、提供価値といった切り口・切り方で層別分解したり、売上を構成する要素で変数分解したり、アイデア創出から検証までプロセス分解したりすることができます。
この MECE は、みなさんが AI 時代においてさらなる活躍をするための必須スキルだと考えください。常日頃から意識して使うように心がけ「思考の筋トレ」を習慣化していきましょう!
ちなみに、人の習慣化には、俗に最短で 3 週間、平均で 3 ヶ月間かかると言われてます。毎日、身近な物事を MECE に整理するクセをつけて、根気強く取り組みましょう!
次回は、「ロジックツリー」です。
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FYI:併せて 「Steal with Pride」「毎回を神回にする」「最高のプレゼンの届け方」「Personal Branding」シリーズもどうぞ!
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