AiQ | #5. ピラミッド構造
今日から使えることわざ・格言・名言・ありがたい先人の知恵をまとめた「Steal with Pride」、参加者の人生の転機となる魔法がかかったような瞬間であるマジックモーメントの醸成を目指す「毎回を神回にする」、そして、その原点である「最高のプレゼンの届け方」、ジブンらしさで輝く「Personal Branding」に続く第 5 弾!
新シリーズは「AiQ:論理的思考型問題解決力 - Mastering the Art of Logical Problem Solving」(全 10 回予定)
AI 時代に必須! 論理的思考をマスターしよう!
僕自身がこれまで受けた研修や読んだ書籍から学んだことや、実際のワークショップを企画から提供まで行ってきた経験から学んだことを、AI 時代を勝ち抜くために不可欠な「論理的思考型問題解決力」としてまとめてみました!
ピラミッド構造とは?
今回は、ピラミッド構造。コンサルタントがクライアントに複雑な情報を分かりやすく伝え説得するために、元マッキンゼーのバーバラ・ミントによって考案されました。
ピラミッド構造のイメージは、 その名の通りピラミッド。 最初に結論を伝えてから、その結論を支える根拠をデータや事例などを用いて具体的に説明します。
もし、せっかく良いアイデアや分析結果があっても、相手にうまく伝わらず困っていたら、ピラミッド構造で、結論を頂点に、それを支える根拠を論理的に積み重ねて、メッセージを構造化します。
それにより、相手の理解を深めて納得度を高めることで、合意形成をスムーズにすることが期待できます。
ピラミッド構造を支える論理展開
情報を論理的に整理したら、分かりやすく伝えるためには、相手の心に響くストーリーを構築する必要があります。
ピラミッド構造で論理展開を行うには、大きく分けて「演繹法」と「帰納法」という2つのアプローチがあります。
演繹法、上から下への「なぜ?」の問いかけ。一般論から個別具体的な結論を導き出す方法です。
一方で、帰納法は、下から上への「だから何?」の問いかけ。個別具体的な事実から一般論を導き出す方法です。
どちらのアプローチが適切かは、主張の内容や、持っている情報によって異なります。
ピラミッド構造を使いこなそう!
ロジックツリーと同様に、ピラミッド構造は、コミュニケーションの強力なツールですが、万能ではありません。
メリットとデメリットを理解した上で、適切に使いこなすことが重要です。
メリットとしては、分かりやすさや説得力が向上し、議論が効率化され、記憶が定着しやすくなります。
一方、デメリットとしては、過度に単純化しようとすると・・・相手に誤解を生んでしまうこともあるので注意が必要です。
他にも、ロジックツリー同様に、高い作業負荷を要したり、柔軟性が欠如したりしがちなので、気をつけましょう!
また、ピラミッド構造を効果的に使いこなすには、いくつかの極めたいコツと避けたいワナがあります。
自分の都合ばかりではなく、常に相手の都合も考慮する・・・Win - Win に一歩でも近づける努力を惜しみません。
極めたいコツとしては、結論ファーストで、関連する根拠を具体的に示します。
論理の繋がりを意識しつつ、常に相手の立場になって考えることを心がけます。
一方、避けたいワナとしては、結論ありきで情報を収集したり、論理が飛躍してしまうと、ロジックが破綻する可能性が高まります。
また、良かれと思って、情報を詰め込みすぎると、相手がお腹いっぱいで消化不良になってしまうので、要注意です。
論理的思考の 3 つの基本ツール
ここまで紹介した論理的思考の 3 つの基本ツールの使い分けを一覧にまとめるとこんな感じに整理できます。
これらの 3 つの基本ツールは、それぞれ目的や用途が異なります。
状況に応じて、適切なツールを使い分けることで、より効果的な問題解決やコミュニケーションが可能になります。
次回は、「問題解決プロセスとは?」です。
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FYI:併せて 「Steal with Pride」「毎回を神回にする」「最高のプレゼンの届け方」「Personal Branding」シリーズもどうぞ!
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