見出し画像

知覧で感じた生きていることの尊さ

『「必死になって頑張ります。」
この言葉は、あの方々から見れば嘘にしか見えないと思う。』


今年中に47都道府県制覇を目標に掲げている私。
1月の後半に熊本と鹿児島を訪れて踏破数を32に伸ばしたが、今回は鹿児島を訪れたときの話。

知覧には何があるの?

鹿児島県南九州市知覧町。

鹿児島中央駅から車で少し行ったところにあるこの町は、かつて旧日本陸軍の神風特別攻撃隊(特攻)が飛び立つ飛行場がありました。

近くにあった噴水
奥に見えるのが平和会館

終戦後、その飛行場は平和会館へと姿を変え、今日まで私たちに戦争の悲惨さや平和について考えさせられる場所となっています。

平和会館の他にも、有名なのが知覧茶。鹿児島県、実はお茶も有名。
生産量は静岡県に次いで2位。個別指導塾のバイトで中学社会を教えていた人間としては、結構問題とかで高校入試で出るから是非覚えてほしいところだと個人的に思う。(誰目線?)

ちなみに知覧茶はティーバックでお土産で買って帰った。まだ飲んでいないですが飲むのが今から楽しみです。

特攻平和会館


ゼロ戦

はじめにお伝えしておきますが、特攻平和会館は一部除き撮影撮影禁止です。
そのため写真をほとんど撮っていないのでご了承ください。

数少ない撮影できる場所で撮ってきたのが上にあるゼロ戦の写真。どうやら海から引き揚げたものらしいです。海から引き揚げてあれだけ原型をとどめているのはすごいと思いました。


館内にあるのは、特攻でこの知覧飛行場から旅立った方々が残した遺品や遺筆。そして家族への最期の手紙などです。たった約80年前の話なのに、平成生まれの私には歴史の一部としか認識が出来ませんでした。ただし、手紙や遺品たちが、今を生きる私たちに残された思いなどを伝えてくれることは間違いないと思います。


「必死」って気軽に言えなくなった

「必死」という言葉。あの場所ほどその言葉の重みを感じる場所はないと思います。

特攻に飛び立った方々の遺筆、遺書などにかなりの確率で書いてあったこの言葉。この場合の「必死」は文字通り、自身の死を意味することになります。「必死必沈」と書かれていたのがとても印象に残っています。


「必死になって頑張ります。」
この言葉は、あの方々から見れば嘘にしか見えないと思う。

もちろん言った本人は嘘を言っているつもりではないと思うが、知覧であの文字を見たときから、今を生きる私たちが言う「必死」の文字がとてもチープに見える。多分今後もそう思う。だから「必死」という言葉は今後一切使わないことだろう(これも多分)。

平和会館で一番感じたことでした。


まとめとおまけ

そんなわけで知覧に行って感じてきたことでした。

鹿児島の中心地から少し距離があるところですが、とても勉強になる場所でしたのでおススメです。
「日本人なら一度は知覧に行け」とYouTubeかなにかで言ってたのでそれに乗じた感じですが、私も同感です。先人たちの残した思いから学べることもたくさんありましたので、この記事をご覧いただいた方も是非行ってみてください。


(おまけ)
特攻平和会館の後に訪れたカフェがとても素敵だったのでおまけとしてご紹介を。
会館から車で5~10分のところにあった「CAFE 201」というお店です。

素敵な暖簾の先にあった店内はとても明るくいい雰囲気のお店でした。

ここでいただいたのは知覧バーガーと知覧紅茶。
知覧バーガーには知覧茶を練りこんだバンズを使用しており、とても美味しかったです。

とてもいいお店でしたので、特攻平和会館に行った時には是非こちらにも。また行ってみたいお店の1つになりました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集