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ゲーテハウスと欧州中央銀行本部 @フランクフルト(元教授、大阪駅でヨーロッパの鉄道旅を思い出す:その9)定年退職33日目
最近は定年退職で時間に余裕ができたので、昔のドイツ訪問を振り返ってnoteに少しずつ投稿してきました。思い出すきっかけは、ドイツ訪問時の古い写真のデジタルデータが見つかったことと(見つけたのは半分くらいで、残りはまだ行方不明です(涙))、「地球の歩き方」を久しぶりに本屋で見つけ、思わず手に入れてしまったことです(下写真)。ただ残念ながら、コロナ禍の影響で、ここ5年ほどドイツには行けていません。
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以前は海外に行く度に、その国・地域の「地球の歩き方」を購入していました(この内容でこのお値段、本当にお世話になりました)。ほとんどの場合は、行く前に本を分解して必要な情報のみを持って行ったので、帰国後は振り返ることはありません(できません)でした。しかし今回は違います。このように思い出すために再び購入したのです。これからも、あちこちの「地球の歩き方」を購入することになるかも知れません。
さて、今日はフランクフルトでの散策の思い出を振り返ります。お付き合いいただけると幸いです。フランクフルトに関しては、以前の投稿(鉄道旅、その1)で蚤の市などを少し紹介しましたが、今回は街中のお話です。
その時も、地図だけ持ってフランクフルト中央駅(下写真)から、プレッツェル(ビアホールなどでよく見かけました。熱々にマスタードをつけたものが美味でした)を頬張りながらブラブラと散歩しました。
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その中で面白かったのは、ゲーテハウスと欧州中央銀行本部(ECB)でした。
まず見つけたのは、下記写真の「文豪ゲーテの銅像が移動しました」という看板でした。 銅像の移動だけでこんなに話題になるなら、ゲーテハウスも面白いだろうと訪れることにしました。
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面白いことに、建物に近づきますと道路に足跡のペイントがあり、それに従って進めばゲーテハウスまでたどり着けるシステムでした。その時はわかりませんでしたが、写真で見ると、その足跡1つ1つに言葉が刻まれていたようでした(ゲーテの言葉でしょうか? ドイツ語(涙)でした)。
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ゲーテハウスは、フランクフルト出身の文豪ゲーテの生家で、彼の業績などとともに当時のドイツの家や暮らしぶりも展示してありました。展示を見ると、とても質素な感じでした。
次に欧州中央銀行本部(ECB)です。こちらも地図で探して訪れたたわけではなく、全くの偶然なのですが、歩いていたところ目の前にテレビでよく見る「ユーロのモニュメント(下写真)」が突然現れ、建物の名前を見て「ここがECBか」とわかりました。
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ちなみに、ユーロは紙幣もコインもとても面白かったです。日本のものとは違い、多数の国が使う貨幣ですので、それ故の興味深い点が多くありました。特に紙幣に関してはいろいろな工夫があり、たとえば13種類もある偽造防止の細工などは驚きでした。また、コインも国により少しずつデザインが違っていて、見れば見るほど楽しめました。
ユーロ紙幣とコインに関しては、機会を見つけて詳しくご紹介したいと思います。お楽しみに!