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書かせる人がいないと書けない
私はあと9日(2022年2月28日)で失業します。極めて収入が低くなる可能性が高いので、いろいろな副業を考えています。そのうちのひとつが「算数・数学の個人指導」です。私は長いことこのビジネスを躊躇してきました。自分が明らかに「教育」よりは「研究」に向いており、むしろ教員としての11年間の徹底的なダメさ加減からして、強烈な教育への苦手意識があったのです。そこで、昨年の11月ごろに電話した、ある学生時代の寮の仲間に電話したときに出た話です。彼は東大大学院で、博士論文を出して博士になり、いまは京都大学の医学部の准教授です。その彼が「腹ぺこはすごい!オレはお前の才能を引き出すためなら、自分の仕事をそっちのけで全力でやるだろう」と言ってくれました(ね、私は賢い人のあいだに行くとバカにされません)。そして、私の算数・数学の個人指導というものに着目し「それはニーズがあるぞ。いまはZoomの時代だから、全国を相手にすれば必ず学問数学のニーズはあるのだ」と言いました。「オレがホームページを作る!」とまで言ってくれました。しかし、彼は忙し過ぎました。私は、だいぶ待ちましたが、おそらくこちらが思いのほか本気になったので、責任が生じたこともあるのでしょう。こちらからホームページ制作の外注を提案すると、ようやく返信がありました。そして、ホームページになにを書くか、提案してくれました。そして「よーし、お前の人生を4つにわけろ。0.経歴、1.高校までの算数・数学、2.大学・大学院時代の数学、3.教員としての経験、4.これからの方針、だ。書いてみろ」と言ってくれました。これで書いたものが、現在、固定記事になっているものです。あれは私が書いたものではありますが、彼の進言がなければ書けなかったものです。
その固定記事を読んで深く共感してくださったウェブライターさんがいます(そういう肩書か?ライティングを仕事にしていて、ホームページ制作はしていないけれども、それ以外のことをする仕事の人)。これはリアル教会の友人です。驚くべき理解度でした。数学の理解者というより、私の教育方針の理念の理解者です。こういうものはかえって数学が専門でない人が書いた方がいいのかも。教会のホームぺージはキリスト教と関係のない人が作った方が、もしかしていいものができるのかもしれない、と思ったりもしますが、そんな感じです。「よく知らない人」のほうが、専門の人より、一般の人の常識の程度をよく知っているでしょうからね。その人に「noteで算数・数学の記事をたくさん書くべし」と言っていただきました。最近、私の記事が、やたら算数や数学の記事の割合が高いのはそのためです。そして、算数・数学の記事は、きちんと練らないと書けないため、時間がかかります。本日は珍しく違いますが、多くの日は、まる一日かけて、算数・数学の記事を1つ書いてnoteはおしまいになります。それで勉強関係のフォロワーさんも増えたし、自分のなかにこんなに算数・数学のネタがあったとは思わなかったものです。(きょうのはくだらないですけど、まだネタはまったく尽きていませんよ。)
ニュートンが『プリンキピア』を書いたのは44歳のときらしいです。私はその年齢も上回ってしまいました(今年47歳)。「惑星の軌道は?」と聞かれ「楕円です」と答えたニュートンに「それを本にしませんか」と言った人がいたらしく(詳しく知りたい人はお調べくださいね。私は学生時代のうろ覚えで書いていますので、あやしい知識です)、ニュートンはずっと考えていたことを本にしたのです。それを言ってくれる人がいなければ、ニュートンの業績は書き残されなかったかもしれません。
ニュートン大先生と自分を比較しちゃダメかもしれませんが、書いたのは自分でも、言ってくれる人がいなければ書けないのです。
以下がその固定記事です。