【子どもの運動会】2つのターゲットを追えなかった後悔
今日は、我が家の長男、次女の小学校の運動会でした。
コロナの影響で一度延期になったものの、なんとか開催することができました。幸い天気も程よい曇り空。子どもたちも伸び伸びと楽しそうに取り組むことができました。
準備に緊張する母
わたしにとっての運動会での緊張は、なんと言ってもビデオ撮影です。
夫がいるときはいつも任せてしまうのですが、今回は夫も仕事を休めなかったので、私がやるしかありません。
一番の問題点、それはターゲットをしっかり追えないことでした。
操作に慣れていないせいか、ズームをするところを逆に引いてしまったり、全体を写すべきところで焦点を当ててしまったり、ということがよくあります。
また、撮影したものを上映する時には、いつもダメだしが来ます。
画面が揺れるので「酔いそう」と言われたり、空や地面ばかりを撮影していたり、わが子ではなくお友達を映してしまっていたり。
少しでもその問題をクリアしようと今回は三脚を持っていくことにしました。これさえあればまず画面が大きくぶれることは減るでしょう。
そのうえで、カメラも併用することにしました。ビデオを三脚に固定しておけば、場合によってはカメラの操作もできるはず。そう計算したのです。
2人同時に出る演目が問題だった
今回は、コロナの影響もあり、運動会全体の時間が短縮されていました。当然、演目も減っていたのでビデオカメラマンとしての緊張は少しだけ軽くなっていました。
が、しかし。
わたしには我が家ならではの大きな課題がありました。
子どもたちの学校は、全校生徒が200人弱と比較的人数が多くないため、ダンスなどの「見せる演技」は複数の学年が一緒になってやるのです。
低学年と高学年に分かれるのですが、我が家の兄妹は2人とも高学年。同じ演目に出ることになっていました。
内容は、縄跳びを使ったダンス。
兄妹とも一生懸命練習していたので、見てもらいたいという気持ちがあるのを感じていました。
どちらか一人に偏ってはいけない、2人とも同じくらい見たいときはどうしたらいいのか。
ターゲットが2つあると悩ましいものです。
場所と内容を確認
最近では、当日子どもがどの位置に立つかを、先生があらかじめプリントにしてくれています。
まずそれを見て、対策を練りました。
ただ、長男からリクエストがありました。
縄跳びダンスの時、自分は一番後ろに並んでいるので、途中から自分が真正面になる、と言うのです。どうやら、前半は朝礼台の方を向いて縄跳びをするのですが、後半になったら朝礼台に背を向けて、後方の観覧席にいる保護者に顔を向ける形になるようでした。
「ここに立ったらぼくを正面から見ることができるよ」と教えてくれたのでした。
そうなると、その場所にわたしが立つことを前提に妹も一緒に撮影する方法を考えなければなりませんでした。
長男を撮りやすい位置からは、次女が立つであろう場所はだいぶ離れていました。この長男に近い位置から、次女をビデオでとらえることができるのか。もう、不安しかありませんでした。
結局、わたしは子どもたちが背を向けている間はビデオで遠くにいる次女を追い、わたしの方に向いたときに長男をビデオ撮影しようという判断をしました。せっかくはっきり長男の顔が見えるのだから、長男をしっかりとらえたいと思ったのです。
しかし、それが判断ミスでした。
今思うと、逆にすればよかったのです。
長男が見ているときに、ビデオは長男の方を向いているからといって私が次女の方を見てしまったので、長男は少し物足りなく思ってしまったようでした。途中からわたしも長男の視線を感じ、長男の方を見るようにしました。その結果、長男ばかりを追うことになってしまいました。
反省会
夕食後、家族がそろったところでビデオ上映会が始まりました。
全くうまく撮れた自信がなかったので、ちょっと気が重かった上映会でした。それでも、学年別演目は何とかうまく撮影できていました。
しかし、やはり最後の縄跳びは次女のボリュームが減ってしまい、すこし次女には寂しい思いをさせてしまったのです。
一度場所が決まればほとんど動くことがなかったので、ビデオは次女にずっと固定し、カメラで長男に集中すればよかったと反省しかありませんでした。
最後に
兄妹同時に運動会の演目に出るなんて、めったにないことだと思います。でも、2人以上の子どもの活動を同時に撮影する場面は出てこないとも言い切れません。
今回、子どもに不公平がないようにと配慮したつもりだったのですが、結果的に私も後悔、子どもも寂しい思い、物足りない気持ちを抱えるという残念な結果になってしまいました。
事前の準備だけでなく、どんな状況になるのかあらかじめイメージしたつもりだったのですが、十分ではなかったのだと1人反省会をしています。
幸か不幸かあと一年、長男も小学校生活があります。来年、いや次の機会にはこんな後悔はしたくないと思いました。
この文章を読んでくださる皆さんにおいては、こんな状況になることはめったにないとは思います。けれども、私のようなことはイメージしていたら後悔は避けられるのではないか、という思いからここに今日のことをまとめてみました。
よかったら参考にしてみてください。