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私が不妊治療について発信する理由



こんにちは。
ちょっと考えることがあったのでまとめてみることにしました。
それはこのnoteについて。

元々は日々の事を書くつもりで始めたnoteが
いつの間にか不妊治療を通して感じたことや不妊治療の記録になっている。

最初は単純に自分のための記録でした。
もちろん今もその目的もある。
でもありがたいことにフォロワーさんや読んでくれる人が増えるにつれて目的はそれだけではなくなっていきました。



私のnoteに辿り着いてくれた人の多くは【不妊】に悩んでいる人が多いのだと思う。
不安や心配から、色んな人の体験を聞きたくて調べてここに来てくれたんだと思う。
もしそうではない方が読んでくれているのだとしたら、それもとても嬉しい。

『子どもを授かるのにこんなに苦労している人がいるんだ』
『不妊治療って大変そうだな』


この辛い経験を知ってもらえるきっかけになって、それを知ってくれた人が
知り合いや職場などで不妊治療をしている人へ何らかの協力(そっとしておくことも協力の1つだと私は思う)しようとしてくれるのなら
私は泣いて喜びたいです。

でも所詮はこんなちっぽけな私の、個人のnote。
影響力のかけらもないだろう。



だから私は色んな人に不妊治療の大変さを知ってもらいたい!というよりも
どちらかというと誰にも言えずに抱え込んで悩んでいる人とその辛さを共有したい!という気持ちが芽生えるようになりました。

不妊治療の辛いことの1つとして
気軽に誰かに話しにくいってことだと思うんです。

そして妊活中って「本当に少子化か?」って思うくらいやたら妊婦さんやこどもが目立って見えるんです(え、私だけかな😂?)
友達や同僚は次々と妊娠出産し、子どもを抱いて幸せそうな顔をしている姿を見ると、
私だけ取り残されたような、時間が止まっているような感覚に恐怖や焦りを覚える。


自然妊娠できる人と不妊治療をしている私は
まるでウサギと亀みたい。


ふと、そう思いました。

他人の歩みってウサギみたいに早く見える。
それに対して不妊治療って地味だし、時間がかかる(それにプラスして精神的、身体的、金銭的負担も😭)まるでノロマな亀。
でも亀だって着実に前へ進んでいる。
そしてゆっくりとしたスピードだからこそ見える景色だってあるかもしれない。

公園で遊ぶ親子が眩しくて真っ直ぐ見れない日がある。
他人にアレコレ言われて傷つくことも絶対ある。
自分自身の感情をコントロールできなくて涙が溢れる日もある。
でも止まない雨はないし、先の見えないトンネルにも終わりはあると信じて
たまに立ち止まってもいいから自分のペースで前へ進む。

不妊治療で大事なのってこういうことなのかな?なんて分かり始めた30歳です。


治療中に辛いことは本当にたくさんあります。
おこがましいかもしれないけれど、悩んでいるのは1人じゃないよってことを1人でも多くの【不妊】で悩む人に同じ立場で私は寄り添いたいです。

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