
写真愛好家でありたい
写真家になりたいんじゃないんです。写真“愛好”家、でありたいんです。
写真のはなし、カメラのはなしをnoteに綴ってきましたが、所詮私はただの大学院生。ただの23歳。ただの人。
7年も写真を撮り続けていると、周りの人から写真家にならないの?写真を仕事にするのは?と言われることが幾度かある。その度に私が答えるのは決まって「写真は趣味だから」。

といいつつ、まあ、写真家を名乗れるほどの知識も技術も、私にはないのだけれど。もし名乗れるのなら名乗って活動してみたいと考えることもあった。でも違った。
私が写真を、フィルムを、心から楽しめているのは趣味であるから。専門としているのではなく、ただ楽しみとして愛好しているから。お仕事として写真を撮るようになると、その純粋で無垢な楽しいという気持ちが消えてしまいそうで怖いのである。"良い写真"を撮らなきゃいけないという使命感に駆られるのも本望じゃない。
ふはふは〜と気分に任せて、もし失敗しても愛せる、そんな写真を撮りたい。
つまり私は、適当に心地よく写真を撮り続けられればそれで満足だということ。無名でいいし、上手くなくていいし、撮りたいものが撮れればいい。
望んで写真愛好家であるのだ。
むしろ写真愛好家であると名乗らせてほしい。