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「【良品計画】利益悪化、社長が明かしたブランドの根本的問題」NewsPicks 2022/10/14

【記事の要約】
良品計画の2022年8月期の営業収益は、前期比9.4%増の4961億円だった一方、経常利益が前期比18%減の372億円だった。通期業績説明会で、同社の堂前社長は、ブランドの課題の中でも、商品力について最も具体的な言及をした。かつて消費者に受けるヒット商品を生み出すことに長けていたが、より安価な似た商品を他社が作り始め、値下げを繰り返して最近のヒット商品が出ない状況に対応してきたと説明した。また、これまでの中心商品の厳しさに触れた上で「社会の課題や構造、空気から我々はこういう社会にしていくという考えを商品化していくことが本質的な課題です。」と述べた。なお、出店攻勢は緩めず、店舗運営の効率化を図る。商品の多様さから内製化は難しいが、外部環境に左右されない利益構造を作るために着手が必要だろう。

【私の考え】
似た商品を販売する他社に対して、値下げで対抗したことによって、益々それらの商品と同質化して、自己表現や情緒における便益を損なった可能性があると考える。値下げ戦略によってブランドが毀損されている場合は、元の価値を取り戻すのに時間を要すると考える。無印は、環境と社会に配慮した商品づくりを大切にしているため、大量販売のビジネスモデルや、見直しが求められるサプライチェーンにおいても、ブランドと一貫性のあるものにする必要があると考えた。


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