【映画感想文】ガールズ&パンツァー最終章第4話 圧倒的なスピード感に酔え【ネタバレあり】
1.はじめに
わたくし、一応ガルパンも履修しておりまして、このたびは最終章第4話を観にわざわざ音響に定評のある川崎はチネチッタまで行ってしまいました(立川のシネマシティよりは近いので)。というわけで今回も感想です。ネタバレ多少ありますので未視聴の方はご注意を。
2.ざっくりと感想(ネタバレあり)
(1)大洗女子vs継続
さて、前回(最終章第3話)ではまさかの「あんこうチームがいきなり脱落!?」という衝撃的な引きで終わりましたが、まあこの時点で(次期隊長候補ナンバーワンと一部で呼ばれているらしいと噂の)ウサギさんチームの澤ちゃんが覚醒することを期待していた方は多かったと思います。その期待、絶対に裏切られませんのでごあんしんです。
あんこうチーム撃墜の報を受けて一旦は混乱しかける大洗ですが、まずは前会長が空気を落ち着かせ、澤ちゃんが指揮官として覚醒してくれます。他のチームもかなり練度が高くなってきたこともあり、継続高校の猛攻やスナイパーによる遠距離射撃にもどうにか対処していく。
でも継続もかつてBT-42一輌で大学選抜のパーシングをボコボコにしたミカのチームをはじめ、なんかヤンキーみたいな派手派手なポンパドールのアコーディオンの人(たしかユリさん)とか、例のスナイパー(ヨウコさん。元ネタはやはりシモ・ヘイヘか)とか精鋭揃いなので楽には戦わせてもらえない。特に後半の展開は…もはや競技変わってるだろアレ。とにかく継続高校戦の後半はスピード感がとてつもない。ガルパン史上最速なんじゃないかなあの展開。まあ継続戦の後にも聖グロのローズヒップさん達が爆走しますが。
ただ、アレはなんというか下手すると観客席にも被害が及ぶのではないかと心配になるレベルでした。というか毎回大洗の対戦相手に有利な地形ばかり選ばれてるよなあ…今更だけど。
ラストはやや意外な結末だったかもしれないが、お見事と言わざるを得ない〆。ただ試合後にサウナ大会するのはいいがサウナに楽器を持ち込むな。壊れるわよ。
(2)黒森峰vs聖グロリアーナ
正直、どちらが決勝に上がってきても面白くなるやつ。みほvsエリカも見たいし、唯一みほが勝てていないダージリン様へのリベンジもしてほしい。強いて挙げるなら今大会で引退のダー様を高校時代に倒す最後のチャンスとして、決勝は大洗vs聖グロの方が熱いかもしれないってくらいか(みほvsエリカは3年になってからでも戦えるし)。
試合としては両校とも次世代の育成がテーマになってそうで、エリカならではの戦い方だったり、オレンジペコに「隊長ならどう動くか」というのを考えさせるダー様だったりと、なかなかこちらも面白い。このあたりは漫画「リボンの武者」の内容を思い出しながらだと、より楽しめるかもしれません。
試合はなんやかんやでお互いほぼ互角。ローズヒップの流れを汲んだ暴走お嬢様系の子がなんか増えてたのはちょっとうけた。しかし、最後の最後に聖グロがとんでもない切り札を出してきましたね…。あれ、さすがにクルーはちゃんと聖グロの生徒なんだと思うけど、やはりあの人が車長のクルマがいるとなると、なかなか洒落にならない気がします。
3.おわりに
というわけで今回も一時間弱の時間内にたっぷり戦車道が濃縮されていました。やはりガルパンはいいぞ。ただ、これ多分次回では終わらなさそうですね。そういえばどこかで「全6話くらい」と聞いていた気がします。となると、完結まであと3〜4年くらいは生き延びる必要がありそうです。完結を見届けるのもなかなか
大変だ。
どっとはらい。
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