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現役音高生が教える♪音楽高校ってどんなとこ?

ぷえです!
音楽家を目指す卵達が集まる音楽高校!
どんなところなのか現役音高生
詳しくお伝えしていきます!



音楽高校ってどんな高校?

一言で言うと
普通教科の代わりに
音楽の専門的な知識を学ぶことが出来る高校です!

高校のカリキュラムによりますが、
ぷえの通う音楽高校は
1週間の授業のうち
およそ3分の1が音楽科目です🎶



クラスメイトはもちろんみんな音楽ガチ勢!
3歳からヴァイオリンをやっている猛者もいれば
中学校の吹奏楽部で楽器を始めた人もいます!

日常会話はもちろん音楽の話ばかり
好きな作曲家の話だったり
昨日のレッスンの話だったり

時には

「この曲のこの和音が最高なんだよ〜!」
「あの曲の転調、かっこよすぎた♡」

など中々にコアな話も耳にしますし

いい音楽ってなんなんだろ?」
「音楽ってどうやったら大衆に伝わると思う?」

など高校生らしからぬ
哲学的な話題があがることも…




とにかく音楽が大好き!

という共通の信念の元に集まった仲間と
過ごせる空間が音楽高校という訳です🎶


音楽高校で学べること

続いての話題は
音楽高校で学ぶ科目についてです🎶

各種音楽高校で学べる科目は、
若干の違いがありますが基本的には同じですので
今回は
ぷえの通う音楽高校で学べる科目を紹介しますね!


  • 専攻実技

  • 第1副科(ピアノor伴奏法)

  • 第2副科(声楽orヴァイオリンorフルートetc)

  • 聴音

  • ソルフェージュ(リズム+新曲視唱)

  • 楽典

  • 演奏研究

  • 音楽史

  • 和声

  • 合唱or合奏

  • アンサンブル


これらの中から
受験に使う科目について
ざっと説明していきますね💕︎



専攻実技

これはまぁ言わずもがなですが
自分がやりたいと思った楽器の実技を
マンツーマンで先生に習うことができます!

時間は50分
内容は先生によりますが
私は

  1. 音階+アルペジオを2調

  2. エチュード 2曲

  3. 協奏曲などの試験で弾く予定の曲

という感じで50分で教えていただいています♪


楽器組み立ての間に、
先生と雑談したりもしています笑笑

専攻の先生を選ぶことは形式上できないとされていますが
入学前に、今までの経歴を書く欄で
学校の先生の名前を書くと
高確率でその先生の門下になれます

試験は前期後期の2回

前期試験の会場は、
ピアノ外がホール
ピアノ専攻が広めの教室

後期は入れ替わって
ピアノ外が広めの教室
ピアノ専攻がホールです



まとめ
専攻実技は
自分の専攻を高める授業!
週に1回50分!
専攻の先生は希望通りに行かない場合がある💦



第1副科(ピアノor伴奏法)

次に副科ピアノと伴奏法です!
ぷえはクラリネット専攻なので副科ピアノです。


基本的に
ピアノ専攻は伴奏法

それ以外の専攻は副科ピアノ
を受講します!


副科ピアノは、
ピアノ専攻を教えている先生方が教えてくださいます。
めちゃくちゃ本格的ですが優しい先生が多い印象です。


ぷえの先生は、ちょっと厳しめですが
ぷえは厳しい先生が好きなので毎週楽しみです🤭

週1回25分から50分でレッスンがあります。
副科ピアノでは、専攻と違い
1人の先生に対して2人でレッスンを受ける場合があります。
その場合は1人25分で交代です。

毎回50分見てもらえる生徒もいる中で
若干疑問に思うところもありますが…💦

こればかりは同級生の専攻の人数によるので恨みっこなしです😅
ただ
何を基準に50分の人と25分の人を分けているのかは謎です🤔


試験は前期後期の2回

副科ピアノを受講している人が
全員聴いている中で演奏します。

作曲家などに
熱情を弾くような猛者がいる時がありますが 笑
一般的なソナチネが弾けるレベルであれば
問題ないと思います!

ちなみにぷえは
インヴェンション 13番
クーラウのソナチネ
イタリア協奏曲
などを弾きました。


伴奏法受講したことがないので
同級生からの話ですが

管楽器や弦楽器、歌の先生が
演奏するのに合わせて伴奏をする授業です。

こちらも3人1グループになって、
1人の先生に見ていただきます。

担当の先生は、
前期後期でローテーションするため変わっていきます!

試験は前期後期に1回ずつあり
どちらもホールで行います。

まとめ
ピアノ専攻は伴奏法
それ以外の専攻は副科ピアノ
を受講する。
レッスン時間は25分から50分と人による。
試験がある。


聴音

ピアノで弾いたメロディを楽譜におこす授業ですね。

単旋律→片手で演奏
複旋律→両手で演奏
和声→4つの音が同時に鳴る
をとるのが一般的です!

クラス分けがあり
1番上から
A
B
C
D
E

と続いていきます。
だいたい1クラス6-7人です。

上のクラスほど難易度の高い曲で聴音をします。

実際どんな感じかはまた別のブログでお話しますね!

まとめ
聴音とはピアノで弾かれた旋律を
楽譜におこす授業のこと。
クラス分けがあり、少数精鋭で教えてくれる。


ソルフェージュ(リズム+新曲視唱)

続いてソルフェージュです。
これは一般的に曲を演奏する上で必要な
基礎技術を学ぶ教科です。

リズムと新曲視唱をメインに行います。

リズムは、
音程をつけないで指揮を振りながら
「タータンタタタッタ」とお経のように唱えるものです(?)
言語化が難しいです笑笑

新曲視唱は
初めて見た楽譜をその場で歌って
どれくらい音程やリズムが正確のできるかを鍛えるものですね。

これも聴音と同じようにクラス分けがあり
1クラス7人くらいです。


1人ずつやる形の授業になってくるので
緊張しますが
レッスンのように
個人に的確なアドバイスがもらえるのは、
とってもありがたいです♡

まとめ
ソルフェージュとは、
演奏に必要な基礎技術を鍛える授業のこと。
個人的確なアドバイスがもらえるので
比較的、技術が伸びやすい。


楽典

最後は楽典です!
楽典は
楽譜に書いてある情報を正しく理解するための
座学ですね!

ドからミ♭は短三度…などの音程関係
ドミソは長三和音…などの和音の種類
dolceは甘く美しく…などの楽語の意味
など学びます。

勉強が苦手な音高生が頭を悩ませる教科でもあります 😅


覚えることは簡単で、
あとは応用だけなんですが…


音高生の必需品?!


通称黄色い本と呼ばれる
音高生はみんな持ってる楽典の教科書で
勉強します🤣


大学受験ではほぼ必須ですが
時々音高を受験するのに必要な学校もあるので
早めの準備がオススメです!

ぷえも中学一年生の頃からコツコツやっていたら
高校ではすごく楽できたので!!
なるべく
早く長く取り組むことをおすすめします✨

まとめ
楽典とは音楽の基本的なお勉強のこと
黄色い本で勉強する。
苦手な人が多いので早めの準備がオススメ🎶


最後に演奏会告知🤭

音楽高校のこと少しは知っていただけましたか?

これを機に受験を考えてみたり
音楽家の卵たちを応援する
きっかけになったりしたら嬉しいです♡

音高生は、音大生よりも発表の機会が少なく
お客様も集まりにくいのが現状です😭

興味がある方は、
色々な音楽高校のホームページやInstagramなどをご覧になってみてください!

ぷえの高校Instagram載せときます 笑笑 https://www.instagram.com/tokyo.sougou_geijutsu.h?igsh=Nnd2YWNueTV5YWNm

演奏会の告知のみならず
生徒の日常の発信などを沢山行っていますよー🎶

ちなみに東京都立総合芸術高校では
2025年3月9日に 学内講堂棟ホールにて
ソロコンサートがあります!
ぜひ興味のある方はお越しください✨


それでは〜👋👋

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