夜雨対牀~やうたいしょう~
――風邪をひくよ
後ろから伸びてきた手が帳を降ろす
楽しそうに瞬く瞳と笑いを含んだ口元は
変わらず隣にあるものだと信じていたのに
今はもう、その瞳もその笑みもあの人のもの
夜明けには、私は一人
手を伸ばし、冷たい枕に頬を預け
朝日の中で凍てついたまま
夜雨対牀~やうたいしょう~
兄弟や友人との仲がとても良いこと。
「対牀」は寝床を並べるという意味。
夜に雨の音を聞きながら寝床を並べて仲良く眠ることから。
ふーん…「仲良く眠る」…///
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