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ピカピカの鍵と共に
すまし顔で迎えてくれた扉は
今、
慈しみに満ちた微笑みで背中を押した
――行ってらっしゃい
僕は、
古びたキーホルダーを青空に投げあげ
次の扉を開きに行こう

~アトリエ部文芸展 第八十五節「家」参加作品

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