「管理」から「成果と成長」を目指す人事運営への変化
おはようございます。今日は人事についてお話します。
昨今、組織の運営方法にも変革が求められています。
特に人事部門において、単なる「管理」から「成果と成長」を目指す戦略的な役割へのシフトが不可欠となっていると感じます。
人事部門は安定している部門の一つであり、ただ管理をしていても、問題が表面化することはすくないかもしれません。しかし制度をつかさどっている以上、根本的な課題の解消にアプローチできるのが人事部門です。
1. 人事の新たな役割
現代の企業において、人事の役割は「管理」から「成果と成長をサポートする戦略のパートナー」へと大きく変わっています。この変革は、組織のビジョンやミッションの実現を具体的にサポートする役割としての人事を求める声が高まっているからです。
2. 実践と現場の声を大切に
従来のトップダウンの管理方法ではなく、実践や現場の声を聴きながら組織を運営することが求められています。これは、リアルタイムでのフィードバックが企業の成長を加速させるからです。
3. 成果主義のMBOと適切な運用
制度やルールの運用だけでは足りません。指摘や調整だけでも足りません。
例えば、成果主義のMBO(Management by Objectives)を導入してはいるが、うまく機能していない。と感じている企業は多いのではないでしょうか?
そもそもの目的や背景が理解されていないかもしれませんし、運用方法を現場が間違えているのかもしれません。
ツールは、目的と背景が異なっていれば、使い方は全く変わってきます。
トンカチをもったらなにかを叩きたくなる。のは人間の”さが”ですが、
大切なのは、何のために、なぜトンカチを使おうと思ったのか、そしてどうなったら理想なのか?そのためにどう使うべきか?
これまでなんとなくトンカチを使っていたのをなにを変えるべきなのか
ここまで考えるには、定期的なレビューやフィードバックの仕組みを取り入れ、継続的に運用を見直すことが必要です。
4. 多様性の増加と人事の役割
さらに近年、組織内の多様性が増しています。異なる背景や価値観を持つ人材を受け入れることで、新しいアイディアや視点が生まれ、組織の競争力が高まります。
いわゆる現場のマネジメント曰く複雑化しているわけです。
しかし、この多様性を活かすためには、人事部門が適切に関与し、それぞれのニーズに合わせたサポートを提供する必要があります。
結論として、現代の組織においては、単に管理するだけの人事ではなく、組織の成果と成長をサポートする戦略的な人事が求められています。
私自身、戦略やマーケティングをしていたので、昔のように大味で一律の戦略ではなく、お客様の声、現状の問題、変化など、ソフト面まで考慮して設計し、ハンズオンで運用にまで関わるなど成果を出すことまで求められることについて、なにより実感している一人です
人事部門の仕事をしていて、人事も一緒。むしろ、人事はその変化に気づきにくい部署だと感じています。だからこそ、多様性を活かし、現場の声を取り入れることで、組織は新しい価値を創出していく可能性を秘めていると感じています。