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2ミリ
2024年4月13日 18:04
まだ少し冷たい風 伸びた雲の下影なくて視線の先カラスの足あとコンビニでコーヒー買った氷とガムシロップ一周ゆらりまわるあいだ黒のパーカーが一瞬笑ったのは桜の音ぼくの左肩が一回くしゃみした車の窓から見えるダムきみの手からすぐ投げた大きな音とスローハイ桜散らなかったうす紫のちいさな実を隠し持ったきみの背は頑丈カラスが通りすぎるたびなんのへんてつ