閉じ込められたあなたたちへ
輝く長い髪に縛られたあの子は
深い緑の瞳に遠い灯りを夢見ていた
悪人面をしているのは
善人になれなかった表だけの悪人
良い人面をしている彼らの甘い言葉や微笑みこそが、
あなたの林檎を盗み喰っていた
子どもの魔法を吸い取って
若さを保つ魔物はもう消えた
恐ろしいと教えられた外の世界で
彼らが「あなた」を奪い去ることはできない
それができるとしたら
それはあなた自身しかいない
あなたがたは外の空気を思いきり吸って
愛する人と王国を治めるのだ
Scarlett
02May2020
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昨晩、10歳の長女がいつもの時間に眠らず熱心にテレビにかじりついていたので、横に座って一緒に映画を観ました。
「塔の上のラプンツェル」、2013年ディズニーの3Dアニメーションです。金曜ロードショー。
はじめは、以前にも観たことがあるし、と軽い気持ちで見始めたのですが、だんだんと引き込まれ、長女と眠い、眠いと言い合いながら最後まで観てしまいました。
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現在の世界をめぐる状況について、一般的な見方とは違うもので、ああもしかしたらそうなのかもしれないなー、と思っているものが一つあります。
それを信じるとしたら、世界の政治的力というのも茶番を演じながらも最良を目指しているように見え、温かい気持ちになるとともに、過去のできごとにとても心が痛む。(弱者の視点から見た「歴史」なんてそんなことの繰り返しですが)
「ラプンツェル」のラストは、それをすごく光が差すように暗示しているような気がして、それが私にこの一遍を書かせました。
ディズニー、メタファーだなぁ…
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