「ばかにしないでよ」#2.5/3 「わたしのこの血の一滴までこの国に捧げる」
本当は3/3を、いつもの文体で書くはずでしたが、筆が乗ってしまったので閑休話題…に見せかけた直球です。
昨日「マニカルニカ ジャーンシ―の女王」を観て来たよ。
公開初日の朝8:50の一番に、情熱を持って観て来たよ
イギリスの支配が次々と及ぶ19世紀のインドに生まれた女の子が
ある王国に嫁ぎ、王様も子も無くしても
最後の最後まで王国の尊厳と土地を守るため、戦い続ける
夫を失った彼女は、誓うんだ
王族の伝統である剃髪を断り、
どよめく家来達を前に彼女は王座の前で誓う
「私の血の最後の一滴までこの国に捧げる」
*
彼女の戦う姿に、はるちゃんaka八木さやちゃんと、Maddy Moonを思い出したよ
生まれた目的の前には他のいかなるもの
―「伝統」「常識」「世間の評価」「今の所有物」― をも捨てる覚悟
そういうものを持った女性二人です。
判断を下し、それを元に行動を積み重ねていく
瞬時に、切り捨てて、進んでいく
それしか真に目的を達成する術はないから。
一歩下がって人の枠組みの中でキレイな歯車として機能するんじゃなく
戦わないと、次の世代が同じ枷を負うことになるんだ。
*
わたしの目的”cause”とは何だろう?
わたしはマニカルニカを見て号泣しながら、
発達障害のある女の子の希望になりたい と思った。
発達障害のある女の子の希望になる!って誓った。
からかわれたり、それとなく馬鹿にされたりして、
それからずっと萎縮していた12歳のわたし
(勝手に委縮してたんだけどさ)
その子が目いっぱい羽を広げて大人としての人生をスタートできるように、
大人になった私は何かがしたいんだ。
何するの?
輪郭のまだ定まらない明るい色の染みが
いくつかわたしの頭の中にある
*
日英の翻訳をするよ
通訳もできるよ。
字面じゃなくって、本当に言いたいことのある人の、本当に言いたいことをコード変換するよ。
*
ヒンディー語を学ぶよ
覚えて、歌うんだ。
唄いながら、言語を身に付けられるって(再)証明するんだ。
聴覚優位・同時処理↓、継次処理↑型のあの子に何ができるのか、プレゼントしたいんだ。
*
異言語と異文化の詰まった交換留学プログラムをつくりたい
深い異文化交流では生まれ育った価値観が壊れるんだ
言語は何もディベートができればいいってもんじゃない
お互いを知る共通のコードとして、学ぶんだよ
機械に採点してもらうための受験手段じゃない
言語は音の勘が良い人だけのものじゃない
異言語は自分をユニバーサルにする手段だ。
*
イスラム・中東・中央アジアの文化に触れられるものを紹介するよ
歴史は西洋史中心じゃない、
もっと同時多発的にそれぞれが精神性の奥に根を下ろしていて、
それが時代を経て醸成され目に見える形になっているのが文化。
だから文化を保たないのは人類の損失でしかない
大量生産のイージー・カルチャーは上滑りで上気ばかりしてしまう
肚からの文化を。
日本はアジア圏だから
アジア文化の方が、肌あたりがいい
お祈りは瞑想
代替医療・民間療法は経験的科学
コーランは直感的科学
着物は着る自力整体
*
日本語でもっと表現できるようになるよ
ちゃんと適切な言葉が適切なタイミングで、出てくるように訓練したい。
頭を混乱させずに、整然とスピーチできるようになりたい
他にもわたしの発達の偏りを手なづけて、障壁となっているものを取り除いていくんだ
*
それと、もうちょっと日本に根差さなきゃな、って思った。
「英語は話せる。でもそれはただの言葉。
文化のない言葉に意味はない。
母が一人なように、母語も一つ」
イギリス人に英語が読めないのかと馬鹿にされたマニカルニカが美しい英語で言い放ったこのセリフに、
背筋が伸びた気がした。
英語に精神を渡すために、
英語を教えたいわけじゃない。ってことを、自戒をこめて再確認。
コアを…いや、核を、センターを、いや、中心を……カタカナ語オンパレード(笑)ですね。
まあ、そこは現代に生まれた自分の言語感覚に柔軟に。
柔軟に「外」を取り入れるのは、日本人と日本語の良い所だから。
*
ちょっと脱線→わたしも実際、Maddy Moonのpodcastでちょっと日本と違った切り口で女性性と男性性を眺める恩恵に預かっている。
(なんていうのかな、日本人だから何となく伝わっているところを、はっきり言語化していて私にはすごい助けになってる)
*
でも、日本人ってコンセプト(概念…)も、何かわかんなくなってきてるよね。
ハーフや在日なんかで見かけは「外国人」、でも日本の公教育を受けて日本で育った人は「日本人」?
スポーツや何かで功績を上げる人は日本人にしたくて、それ以外、もし何らかの理由で社会的に成功していなかったらガイジン扱い?それとも両親の国籍で分けてみる?…違うよね
そのあたりも、身近に話し合えるような環境。
わたしは学校を作りたい。
多分これが、一番深淵な夢。
人種も文化も言語も性別もセクシュアリティもその他もろもろ超えて、
人が人としてつながり合い、お互いを尊重し合いながら、学べる本当の学校をつくりたい。
欺瞞でも形骸的なシステムでもないところにお金を引っ張ってきて、その学校をお金持ちの特権ではなく
本当に学びを必要としている人に届けたい。
私の血の一滴まで、わたしの女性性でありshadowであるScarlettのビジョンを実現するために捧げる
って、映画館で見たインド映画で一番客席が埋まってて感慨深い映画館の暗闇の中で、誓ったんだ。
飛びすぎてる?
論理の飛躍?
論理を超えて聖典が下されてきたことは
歴史が証明してるじゃない?
ついてきてね!
*
さあ、そこに向かって、chaar cadam 、一歩一歩、このone decade、10年を踏み出している…って言っていいのかな。踏み出すよ。
今年は、昨年にも増して、学ぶぞー!
大阪に行くし、アメリカとインドにも行きたい。学びたいことがあるから
まずはわたしのできることで奉仕(サービス…)を提供して、生きる糧にするぞ~♪♪
* * * *
あなたは何に、あなたの血の最後の一滴まで捧げますか?
掻き立てられるよ!「マニカルニカ」
感じる心がある女性なら必ず心に点火する。男の人でも感性を鈍らせてなければかなりくると思う。
多分延長されると思うけど、
デフォルトの公開期間短いから今すぐ観に行ってね!
アジアの声は小さいんだよ
西洋の声に比べて。
だから、声に加担しなくっちゃ
わたしの小さな声も、どうぞ応援よろしくお願いします。
2020年1月4日
Satomi Scarlett Sejal Obata こと 小畑知未
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