no title【2】
こころの強さって、なんだろう?
信じる、ってなんだろう?
目に見えないものを、簡単に信じる?
相手を信じて、酷い目に遭った。
相手を信じて、裏切られ続けた。
だから、人を信じることをしないようにしている。
相手を信じなくても、生きていける。
年月を重ねれば、関係性は生まれる。
それだけでいい。
そう思って、生きてきた。
いや、そうしないと生きられなかった。
仮面を被らないと、生きられない。
必要以上に強くないと、生きられない。
自分以外は、皆、敵。
いや、自分自身も、敵。
そうやって、必死に生きてきた。
必死に、死にたい気持ちと闘ってきた。
この、こころの強さ。
それは、裏を返せば脆いものなのだろうか。
他人が思うほど、強くはない。
一方的に、重たく信じられると。
これまでの生き方を覆される気分になる。
こころが、激しく揺らいでしまう。