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入社5年目、社内でデザイン担当のポジションを確立したサブリーダー。自ら「遅咲きの花」と称す萩原さんの王道ではないキャリアを語っていただきました

こんにちは!
セカンドラボnote編集部です。

今回インタビューに答えていただいたのは、入社5年目の萩原さん。
「セカンドラボの中では自分のキャリアは王道ではない」と語る萩原さんですが、現在は介護チームのサブリーダーとして、また社内で数少ないデザイン担当の一員として活躍中です。

「ベンチャー企業には興味があるけれど、自分がやっていけるか心配…」
今回はそんな不安をお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたいインタビューです!

自らを「茎が曲がった伸び方をした、遅咲きの花」と語る萩原さんに、その王道ではないキャリアやデザイン担当のお仕事について、詳しくお話を聞いていきます!

<プロフィール>
名前:萩原生海(はぎはら いくみ)
生年月日:1995年05月10日
趣味:ドライブ、お笑い鑑賞、漫画鑑賞、ギター、美味しい店探し
MBTI診断:ENFP-T(広報運動家)
入社時期:2019年11月

決め手は代表との一対一の面接だった。萩原さんがセカンドラボ入社に至るまで

―まずは萩原さんの学生時代の話を伺いたいです。
京都の大学に通っていて、英文学専攻だったので、英語と日本の古都を堪能する日々でした。
大学ではバスケサークルに所属していたのですが、
幼稚園から中学3年生までは剣道をやっていたので、ガラッと方向転換したなと思ってます。

―その後、セカンドラボ入社前はどんなお仕事をされていましたか?
お菓子メーカーに入社し、営業職としてルートセールスをしていました。

既に取引のある問屋に対して月1回の商談の打ち合わせに回ったり、小売店において自社・他社の商品がどのように売られているかを調査したり、展示会に出展して新商品の案内をするなど、基本的に外にいる時が多かったです。

東京本社と仙台支店の配属だったのですが、冬は雪道をバリバリ運転していました。
今もカーシェアに登録して2ヶ月に1回くらいは長距離ドライブに行くのですが、運転技術は前職で身につきました(笑)

―その中で転職を決めたきっかけを教えてください
在籍期間が短い自分が言うのも恐縮ですが、
毎月の業務の流れが割と固定化されているように感じたことがきっかけです。

同期をはじめ日々交流する同業他社の方々や周囲の環境に対する不満はなかったのですが、日々の仕事を振り返り、また先を考えた時に、この連続は刺激を求める自分にとって合っていないのではないかと感じ、転職することにしました。

―お菓子メーカーからセカンドラボはかなり異業種の転職だと思います。なぜセカンドラボに転職を決めましたか?
前職で営業職を選んでいた理由と繋がるのですが、
人と関わる仕事に就きたいという気持ちがあったため、前から興味があった人材業界を調べていました。

中でも最初はキャリアアドバイザーのような職種にこだわっていたんですが、様々な会社を見ている中で、「医療・福祉の求人媒体」という将来的に需要があるところにフォーカスしている点に魅力を感じたのが、セカンドラボに興味を持ったきっかけです。

決め手は代表との面接でした。
一対一で医療福祉業界の人手不足がどれほど深刻なのか、会社がなぜこのサービスをやっていて、それが業界にどういう利益や影響をもたらしているのか、といったビジネス全体の話を聞けたことが非常に刺激的で。また興味のあることへのチャレンジを良しとする社風にも惹かれ、入社を決めました。

あとは、東京で働きたかったという単純な理由もあります(笑)

前職とは違うスピード感。必死に付いていった入社当初のこと

―現在はサブリーダーとして介護チームを引っ張っている萩原さんですが、入社当初大変だったことはありましたか?
まず大変だったのは、新規開拓営業です。

前職でも営業経験はありましたが、いわゆるルートセールスだったので、営業の質が求められていた環境からスピードが求められる環境に切り替わり、そのスピード感に付いていくことが大変でした。

また、対面営業だった前職と違いセカンドラボでは電話営業を行うので、相手の表情が見えない点に戸惑い最初は会話のテンポを計りづらかったです。

そうすると自分の話したいことが先行してしまうのですが、そういった点を修正しながらも、見込みを作り続けなければならないところに苦戦しました。

また、新規開拓に限らず、社内のスピード感に付いていくことが当時は大変でしたね。

特に、日報をきっかけに朝礼でそのままプロジェクトが立ち上がった時には驚きました。
それに、朝礼ではマーケティングの話やシステムの話が専門用語を交えて飛び交っていたので、後で調べて理解することに必死で。

社内で起こっていることが常に目まぐるしく、付いていくのに精一杯でした。

王道ではないキャリアを経て、サブリーダーに

―そんな萩原さんも現在は介護チームのサブリーダーに。サブリーダーに抜擢されたのはいつでしたか?
2024年の年明けごろだったと思います。
チームの体制を見直す必要が出てきて、そのタイミングで僕が昇格することになりました。

正直に言うと、僕はリーダーポジションを目指すことを諦めていた時期があったんです。

基本的にセカンドラボの社員は、仕組みを作り組織を動かす人材となることを目標にしていて、
その手段としてチームリーダーを目指すという方が多いと思います。

しかし、自分は自身の業務に集中してしまいがちで周りに目を向けることが苦手だと感じたこと、
周りの社員が優秀で、自分にできないことができる後輩もたくさん入ってきたことから、
自分はリーダー・サブリーダーのポジションからはほど遠いと思うようになってしまいました。

そうやって自信を失ってしまっていたので、
リーダーになるために必要な行動が取れておらず、
プレイヤーとしてオペレーション業務とデザイン業務をこなしていたんです。

真っ直ぐにリーダーを目指す人や実際になった人と比べると、僕はリーダーになる覚悟がありませんでした。

そりゃ上に上がれないよなと思いますね。

僕のこのキャリアは、セカンドラボの中では王道ではないと思います。
茎が曲がった伸び方をした、遅咲きの花みたいな感じかなと(笑)

でも、こういう形でサブリーダーになった後、
マネージャーポジションとしてチームメンバーたちと働く楽しさややりがいを見つけて、今はリーダーになりたいと思うようになりました。

―萩原さんは現在、チーム内ではどういった役割を担っていますか?
まず今の介護チームの体制としては、新規開拓とカスタマーサクセスの両方を担当するビジネス職と、
カスタマーサクセスをメインで行うCS職という立場に分かれています。

サブリーダーとしての今の自分の役割は、
チームの目標を達成するためにリーダーが考案した施策を一緒にブラッシュアップすること。
CS職の方々にその意向を伝えること。
そして、それらを行っていく中で課題になっていることを、CS職の方々とコミュニケーションを取りながら洗い出すこと。
そうすることで、より円滑にチーム運営が回るようにすることだと思っています。

―具体的にはどんなお仕事をしていますか?
リーダーや総合職と話し合って決まったチームの方針や施策をCS職の方たちに伝え、施策に対する進捗の管理、見つかった課題に対する対策の考案などを行っています。

特に最近はリーダーとCS職の中心メンバー2名を交えて、チームの施策や優先事項についてMTGをして、より総合職とCS職が連携して業務に取り組めるようにしています。

またチームのCS職の目標管理も行っており、
皆さんが自身の業務を安定してこなしつつ取り組みたいタスクにも挑戦できるように、今ある個人の課題に対してどうアプローチしていくか、次は何をしていくかなどを、面談での話し合いを通してすり合わせていきます。

サブリーダーという肩書はありますが、僕自身としては気軽に話せる先輩くらいに思ってくれたらいいなというスタンスで仕事をしています。

入社してから始めたデザインの仕事。「デザインの人」というポジションが確立していくまで

―萩原さんは現在、社内では数少ないデザイン担当としても活躍されてますよね。萩原さんがデザインを始めたきっかけはなんでしたか?
実はデザインにさわり始めたのはセカンドラボに入社してからなんです。

入社して初めて担当したサブタスクが、CTAボタン*の下にテキストを追加するというデザイン変更でした。
当時、応募率200%アップというプロジェクトに所属していたのですが、そのチーム内の先輩から振っていただいた、非常にシンプルな変更です。

ですがそのテキストを追加した後、応募率が5%、会員登録率が7%アップしたと共有を受けました。
ユーザーが意識していない深層心理に寄り添うことで、小さなことであっても人を動かすことができるデザインの力に興味を持ったのがきっかけです。

萩原さんが担当した応募に進むためのボタン。このボタンのデザイン一つで、応募率が5%も変わります。

CTAボタン:画像のように、WEBサイトにおいてユーザーの行動を喚起するボタン

―社内の仕事がきっかけだったんですね。その後、デザインの知識や技術はどうやって身に着けましたか?
Webデザインに関する書籍を読み、そこで得た知識を自分たちのサービスに当てはめ、何ができるかを考えて提案することを繰り返していました。

とはいっても、最初はただただ「この部分をこう変えたい!」と何かしらデザインの変更をしたいという目先の気持ちが先行してしまい、その先の目的を見失いがちでした。

デザイン業務を行う際は、
ターゲットやユーザーの目線に立って、何のためのデザインなのか、それを実装することでユーザーやサービスにどんな影響があるか、といった目的に沿って設計することを、基本であるが故に忘れないように心掛けています。

―今はデザインと言えば萩原さん!と名前が上がるくらい「デザインの人」として社内で活躍していますが、社内でそのポジションになった経緯を教えてください。
当時は業務効率化や集客のための施策など社内でもやるべきことの幅が広く、デザイン業務は「サブタスクの中にあるちょっとした業務」というような立ち位置でした。

ただ、自分はその時には既にデザインのタスクをしたいと思っており、小さいアイデアをせっせと形にしていたら、いつの間にか社内の方々に認めていただけるようになった印象です。

実装した中には、さきほど例に出した「応募画面に進む」ボタンのような応募を増やすための導線設計や、社員が使用する管理ページなどがありました。

―最近はどんなお仕事がメインになっていますか?
現在は求職者様側の各種入力フォームの変更、クライアント様側の求人原稿・選考状況管理ページの変更を進めています。

あとは皆さんに分かりやすいもので言うと、実はnote記事のサムネ画像も僕が作っているものがあるんです。

―note編集部としても萩原さんにはいつも助けられていますね。noteのサムネ画像が完成するまでの流れを教えていただきたいです。
まず、広報担当の方から「こういう記事を出したいのでサムネを作って欲しい」という依頼があり、イメージをすり合わせるところから始めます。
その時に、記事を通してどんなメッセージを伝えたいのかを考え、その根っこの部分が伝わるように意識していますね。

たとえば、お仕事紹介第三弾のサムネは、広報担当の方に「スマブラ風で!」というオーダーを受けて作成しました。

社員アンケート第一弾のサムネは、仕事をしているオフィスを想起させつつ、会社の明るくポップなイメージや多種多様な人がいるということが伝わるようなサムネに仕上げています。

反対に、社内アンケート第二弾は仕事よりもプライベートにフォーカスした記事だったので、
固いイメージになりすぎないようにキャッチ―なフォントを選びました。

そうやってイメージを固めたら、人物の写真を使用する場合は軽くレタッチを、フリー素材の場合は記事が演出したい雰囲気に合ったフォントを選んで作成します。
その際、セカンドラボのイメージカラーである緑をあしらいに使って、一貫性が出るように意識しています。

作成したサンプルを広報担当の方に見てもらい、最後に編集や細かい調整を加えて完成となります。

―デザインを担当されている方は他にも何人かいらっしゃいますが、他の皆さんはどんなお仕事をしているんですか?
僕は主にUIUX*に関することを任せていただくことが多いですが、他の方はグラフィックデザインからWebデザインまで幅広い仕事をしています。

現在、社内のデザイン業務を担当している人は自分を含めて3名いて、1人はサービスのコンテンツマーケティング用の画像作成や、営業時に使用する表の作成、新規顧客獲得のためのハガキのデザインなどをしています。

もう1人は、主に新規事業のプロジェクトチームに所属されており、セカンドラボの採用資料の作成やクライアント様のHP作成代行、UIUXデザインなどをしています。

お二人とも幅広く業務を担当していて、なおかつ成果物のクオリティも非常に高いのでリスペクトしかありません。

UI / UX:UIは「ユーザーインターフェース」の略で、サービスとユーザーの接点を表す言葉。サイトのデザインやフォントなど、ユーザーの視界に触れる情報を指す。一方UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略で、サービスの利用を通じてユーザーが得る体験のこと。

思い通りにならないことを楽しみながら、一歩ずつ経験を積んでいきたい。これからのチームのこと、デザインのこと

―萩原さんの今後の目標を詳しくお聞きしたいです。
リーダーは目指したいですね。

プレイヤーとしての働きが多かった自分ですが、
サブリーダーとしてメンバーと一緒に働く中で、人の成長をサポートし、メンバーと協力してチームの業績を上げることの喜びとマネージャーという仕事の面白さを知りました。

僕がそのことに気付けたのは、日々一緒に働くチームの方たちをはじめ、今まで仕事で関わってくださった方や先輩のおかげです。

ただ、実際に顧客と接する現場の状況を、自分自身もある程度知っておく必要があると思っているので、自分としてはマネージャー1本というよりプレイングマネージャーの方が適性があるのかなと思います。

漫画の例えで恐縮ですが、スラムダンクのプレイヤー兼監督である藤間というキャラクターが元々好きで。
その影響もありますが、自分自身の性格や能力を顧みても後者の方が合ってると思いますね。

今のポジションでも実現できる気もしますが、
上にリーダーがいることに対して甘えていると感じる部分もあるので、個としての力をもっと伸ばしたいです。

現状足りていないことが多く力不足であることを受け止めて、思い通りにならないことを楽しみながら一歩ずつ経験を積んでいきたいですね。

―最後に、デザイン担当としての目標はありますか?
ざっくり言うと、デザインの力でもっと会社の業績に貢献することを目標にしたいです。

コメディカルドットコムのサイトのUIUXを更にアップデートしたり、営業時に活用するための資料、マーケティングに使用するためのコンテンツやバナーの作成など、できることはまだまだ多いと思っています。

そのために、自分自身のレベルアップはもちろんですが、「何かあったら萩原や他のデザイン担当の人に聞いてみよう」と想起してもらえるように、社内の方とコミュニケーションを取って自分へのハードルを下げるようにしていきたいですね。

やりたくても手を付けられていないことがいっぱいあるので、もしデザイン業務に興味がある方がいれば一緒に仕事をさせていただきたいです!