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知のデータベース作り ②読み返す

本日は、①メモする でたまったメモを ②読み返すについて、書きたいと思います。


1. 読み返す目的


この作業は、メモの内容を客観的に見て、これからの自分の仕事や生活で大切にしていきたいエッセンスを抽出し、知のデータベースに入れる情報のふるいをかけることが目的です。

私はこの作業する時間をとても楽しみにしています。たいてい、仕事帰りに落ち着くカフェに一人で立ち寄って、コーヒーと甘いものを食べながらやることが多いです。

週末にまとめてやることもあります。

2. メモに書いてあること


私はメモ用にA6のノートを愛用しています。基本的には1枚1案件で書いてあります。1行や一言だけのこともありますが、あとで追記したりすることもあるので気にせず次のページに行きます。

黒または青のボールペンか万年筆で、以下の内容が書いてあります。

日付(YYYY/MM/DD)と曜日


私にとって、曜日って案外大事なんですよね。これも長くノートをとってきて気づいたことです。数日後に振り返ったときに、すぐにその日のことを思い出せて、参考になったりします。

急いでいるときは日付や曜日を抜けていることもあるので、この読み返すの作業の中で追記していきます。

タイトル


メモの内容のタイトルです。

時々、思いつくことをつらつら脈略もなく書くこともあります。その時のタイトルは「Memo」とだけ書いています。このタイトルを見たら、雑多なことが書いてあるとわかります。

メモの中身


箇条書きでどんどん書いてあります。追記できるように1行開けて続けて書いていきます。時には図を書いてあったりします。

3. 読み返す



メモを読み返しながら、以下のような作業をします。私はジェットストリームの多色ボールペンか万年筆、そして蛍光ペンを愛用しています。

追加情報を追記


メモったときのことを振り返りながら、メモできていなかったことを追記します。また、メモをする時点ではわからなかったことは、この作業をしながらiPhoneでweb検索やchatGPTで確認して、同様に追記していきます。

キーワードを丸で囲む


これは大切なキーワードだな、と思った用語はボールペンの青で囲みます。特に大切だな、と思ったキーワードは赤丸にします。

知のデータベースに入れたい重要メモへのマーキング


これは本質的な内容だな、(新たな発見・学び、大切なことの再確認、・・・)と思ったところところには、黄色の蛍光ペンで線を引きます。中でも特に大切だな、と持ったメモはピンクで線を引きます。

4. 読み返すときのポイント


私がこの作業をするときは、何の役に立つのだろう、とかあまり厳密に考えないようにしています。一人になり、リラックスしている自分が「やっぱり大切だよな」「これグッとくるな」というものをハイライトしています。


この後に、自分だけの知のデータベース(クラウドサービス)へハイライトしたものを分類して入れていきます。

その時には、奥野宜之さんの著書『情報は一冊のノートにまとめなさい』で述べている、以下のアドバイスを参考にしています。

読み返すときは、 書いてあることをそのまま 受け取るのではなく、「今抱えている仕事にどう使えるか」という感覚で見ていきます。

奥野 宣之. 情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版] (Kindle の位置No.1610-1612). . Kindle 版.


5. 読み返す作業の楽しさ


この作業がなぜ楽しいのかを考えてみました。

メモの理解が進む。過去の自分がわからなかったことがわかるようになり、自分がほんの少しでも成長している気持ちになる。

・メモしてから時間がたっているので、自分のメモ(特に感情)を客観的に見ることができる。冷静な自分に戻って、軌道修正できる。

・メモに追記したりマーキングする中で、メモの内容が充実してきて自分だけの本のようになっていく

6. さいごに


ノートを長く続けてきて、自然にこのようなスタイルになりました。

最初からiPhoneやPCで直接クラウドサービスにどんどんあげればいいじゃん!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、このような作業をあえて時間をかけてすることで、自分のメモ(思いやアイデア)を誰よりも大切に扱い、丁寧にふるいにかけ、大切なエッセンスを抜き出していくことが、私にとっては大切なプロセスであり、なにより楽しい作業なのです。



最後までお読みいただきありがとうございます。良い一日をお過ごしください。


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