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自分だけの知のデータベースを更新する - 今の自分を支えてくれるツール
私は週末、自分だけの知のデータベースを更新する時間を取ります。
このプロセスは、ただの情報整理ではなく、自分の新しい知を毎回少しずつ積み重ねる、過去の知を強化したり修正する、それらの知を活かしアウトプットや今後のアクションプランを考える、という大切な時間でもあります。
平日のメモを整理し、ハイライト箇所をデータベースへ
まず最初にやるのは、平日に書き留めた紙ノート(A6ノート等)のメモの読み返しです。
忙しい毎日の中でふと思ったアイデアや気づきを含めて、週末にゆっくりと確認し、特に重要だと思う箇所をハイライトします。
ハイライトの内、永続的に残しておきたいものを、クラウドサービス上に構築した自分だけの知のデータベースに追加していきます。
このプロセスは、自分の頭の中を整理し、新しい視点や発見をもたらしてくれます。
検索の前にまずインデックスを確認する
知のデータベースに新たな情報を追加する際は、まず、知のインデックスを確認します。すべての情報へのリンクを記載した入口です。
追加しようとしている情報は、現在進行中の「プロジェクト」に関連する内容か、それとも他の関心のあるテーマに関することかなど、どこにその情報が当てはまるのかをざっと見定めます。必要があれば検索します。
ファイル毎のサマリー
知のデータベースの1つ1つのファイルには、その内容を簡潔にまとめたサマリーを記載するようにしています。
サマリーは、3つ程度、ファイルの冒頭に記載します。そこを見れば何なのかがわかるようにしています。
例えば、「アンコンシャスバイアス」ということを学んだら、そのファイルは、次のような感じでまとめています。
<サマリー>
(一言でいえば)アンコンシャスバイアス (unconscious bias)とは、無意識の偏見を指す。
(ポイント)人間が無意識のうちに特定の人や集団に対して偏見を持つ現象。この概念は、多様性や公正性を求める現代の社会で非常に重要なテーマとして取り上げられている。
(自分の意見)最も留意すべきなのは、人事評価や採用ではないか。過去、自分の中に既に出来上がってしまった評価をしているな、と感じたことがある。例えば・・・・。このようなバイアスが存在することを留意するだけでも、公平な判断につながるかもしれない。
<関連情報>
確証バイアスのメモへのリンク
ステレオタイプのメモへのリンク
<関連サイト>
・・・
イメージとしてはこんな感じです。
知識と経験が積み重なっていくことで少しずつ改善
この知のデータベースは、毎年少しずつ積み重なり、自分の知識や経験が豊かになっていく感覚を味わえるものです。
また、ここには、直面している問題や課題も入れています。昔から同じような課題に直面していたり、2年前と同じ悩みを抱えたりしていることがわかったりします。自分の弱いところや強いところが見えてきます。
そのような直面している課題に対し、知のデータベースを参考にしながら少しずつ対策を工夫して改善していくようにしています。
これにより、良い方向に進むことが増えている実感があります。もちろん、良い方向に進まないことも多いです。その時は、失敗の財産として、また知のデータベースに蓄積します。
知のデータベースの活用
知のデータベースは、このnote記事を書くための素材にもなりますし、仕事での様々なアウトプットに活用しています。
また、データベースを更新する過程で、新しいアイデアが浮かび、次のアクションプランに繋がることもあります。
このように、知のデータベースは、知識を単に保存する場所としてだけでなく、アウトプットにも繋がり、さらに新しい知を生むサイクルを生み出しています。
まとめ
年を重ねるごとに、過去に蓄えた知識や経験が今の自分を支えてくれているのだな、と実感します。
そのためのツールとして、この知のデータベースを作っていますが、自分だけのウィキペディアや図書館が育っているような気持ちです。
週末の知のデータベース更新は、ただの情報整理ではなく、自分の知識を積み重ねていく大切な時間です。
そして、少しずつ増えていく知識が、やがて大きな財産となり、将来の自分を支える力になると考えています。
みなさまは、知識や経験はどのように整理したり活用されたりしていますか。よろしければご参考にお聞かせいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください。