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20年間頭痛と戦い、取り組んできた成果
社会人になった20代前半〜ひとり暮らしして、約20年間。
この間、頭痛と戦ってきた。
その取組みと現在までの成果を記録しておこうと思う。
1,頭痛の種類と原因は医学でもよくわかっていない
頭痛はおもに、片頭痛と緊張性の頭痛がある。
頭の片側が「ズキズキ」「ドクドク」と脈動があって痛いのが片頭痛で、ほとんどの人が片頭痛とされている。私もこれだ。
このような時は運動や身体を動かさないよう、安静にしているののが良い。
一方、緊張性頭痛は『凝り』などが原因で起こる。
ズシーンと重苦しい頭痛だ。
ただ、朝起きた時よくなるのが、凝りが原因で「緊張性の頭痛がきた」・・・と思いきや、その後ドクドクしはじめて片頭痛になったりする。
なんだかよくわからない。
実際、最新の医学であっても、頭痛の原因ははっきりと分かっていないらしい。
痛み止めなどの対処療法や、漢方などを用いた予防療法などもあるが、人によって同じことをやっても効果があったり無かったりする。
結局、人類は今後も頭痛と戦っていかなきゃいけない。
2,MRIを何回とっても何の異常もなくて…
この20年間、約3〜4年おきに脳神経外科でMRIによる脳の検査をした。
結果、Drいわく
「こんなに綺麗な血管は逆にめずらしい。脳梗塞やくも膜下出血の予兆もみられない。頭痛は別のところからきていると思います」
・・・と言われる。
運動は週2,3回ジョギングをしているし、それ以外の日でも30分くらいのウォーキングをやっている。
運動不足でもないとは思う。まぁ、お医者さんいわく、これでも足りないとは言うが、40代前半の今も、10代20代から体力の衰えなど微塵も感じないから、運動のペースはこれくらいでいいだろうと思ってる。
MRIで原因がわからないので、対処療法としてロキソニンなどを処方されるが、頭痛に関しては市販の薬のほうがよく効いたりするので、そっちを飲んじゃったりもする。
内服薬に関しては後述する。
3,2021年ごろ(約4年前)に大きな転機
脳神経外科は定期的に通っているわけじゃなくて、検査をする時くらい。
それ以外に4年位前まで胃腸科は定期的に通っていた。(今は通ってない)
その胃腸科の先生に、市販の頭痛薬とかをかなりの頻度で飲んでしまっていることを相談した時だった。
「市販の頭痛薬はやめたほうがいいよ。何がいけないかというと、無水カフェインがたくさん入っている。治って気持ち良くなる感覚があるんだけど、結局そのカフェインが抜けたときにまた頭痛が起こる」
とのこと。
この胃腸科の先生、消化器以外のこともめちゃくちゃ勉強されていて、頭痛に関しても詳しかった。(尊敬)
そこで処方されたのが、レルパックスである。
レルパックス(ジェネエリックはエレトリプタン)は片頭痛の特効薬だった。しかも先生が危険視するカフェインが入っていないもの。
処方された時、私は市販の薬を一切飲むのをやめ、レルパックスで対処していった。
ひどい偏頭痛があっても、飲むと10分くらいで頭痛がゼロになる。素晴らしい薬だ。
すると、その時から頭痛の頻度は確実に減っていった。
ただ、このレルパックス。
いろいろと問題もあった。
まず、値段。1錠あたり500円、健康保険(3割負担)を使ってもこれだけ高い。
さすがに1錠500円はつらいので、次の処方からジェネリックに買えたが、そこでいろいろな問題が起こった。
このnoteでさんざん発信している、『聴覚過敏』とそれに伴う『めまい』である。
それまでの人生、この聴覚過敏やめまいという症状は起こったことがなかったが、この薬を飲み始めてから急に症状が現れたのである。
レルパックスが悪いのか、ジェネリックに変えたから悪いのかはわからない。
先生に相談したところ、
「因果関係はないと思う。気にしないで良い」
とのことだった。
だが、実際に血圧が上がるなど、数値としても副作用が出ていた。
薬剤師さんからも、
「レルパックス系の薬は、血圧上がりますね」
とのこと。
逆に、カフェインの入っている市販の頭痛薬を飲むと、その聴覚過敏やめまいの症状がやわらぐ状態だった。
因果関係はないと先生は言うが、レルパックスの服用は徐々に減らし、ここ半年でで完全にやめてしまった。
完全にやめた今は、2,3年続いた聴覚過敏の症状は95%くらい治っている。
※ 聴覚過敏に関してはこのnoteの別記事をご覧ください
4,カフェインについての再認識。やめたり減らしたり、ここ2年の大きな変化
というわけで、レルパックスはやめてしまったが、カフェインのとりすぎが頭痛を引き起こしているという事は盲点だった。
私は事実、朝〜夜まで気にせずカフェインを過剰に摂取し続けていたていたとおもう。
一番カフェインをとりまくって、頭痛が1日〜2日ペースで発生していた時の生活は
●朝 紅茶1杯(180cc)
●日中 烏龍茶or緑茶or紅茶(500ccのペットボトル)
●昼休憩 コーヒー1杯
●疲労時 栄養ドリンク(無水カフェインたっぷり)
つまり、カフェインの摂取量など微塵も気にしなかったのである。
今考えると恐ろしい。
さらに上記に加えて、市販のバファリンやイブを飲むものだから、無水カフェインもガッツリとっていた。
カフェインというのは、飲み物だけでなく食事にも入っている。チョコレートとかにはとくに多い。
意識的にセーブしなければ、日常の食生活で、カフェインがゼロになるのは難しいのだ。
そこで、今からちょうど2年前の2023年1月より、
頭痛に関する記録をエクセルでつけはじめた。
↓の表では頭痛のレベル(1〜5)を時間別に記録し、一日のカフェイン量と相関関係をテストしてみた。
(数字のマーカーは頭痛発生時、または違和感があり、薬を飲んだりしている部分)
(有酸素運動は1時間以上のもののみ記録)
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というわけで、2023年の1月4日からカフェインを一切とらない生活をはじめた。
大好きな朝の紅茶も、
栄養ドリンクも、
日中の烏龍茶などの水分補給からもカフェインを除いた。
紅茶はノンカフェインにして我慢した。
(チョコレートなどは食べていたので完璧ではない)
すると、大変なことが起こった。
頭痛がさらに悪化した (笑
↑のエクセルでは頭痛の強さを レベル1〜5までで記録していったものだが、カフェインを一気にやめた直後は、吐き気を伴い寝込むほどの頭痛が頻発していた。
しかし、これも離脱症状だと思い続けていた。
そして2ヶ月後の2023年3月の状況。
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みごとに頭痛が減っていた!!!!!
まぁ、天候だったり、当時は仕事のストレスだったりもあったので、次の後半に頭痛がけっこう増えている感じもするが、それまでの十数年間、1〜2日に一度の頭痛で悩んでいたのが、一気に減っていった。
だが、その後数ヶ月して、また考えが変わった。
この2023年3月はとくべつに調子が良かったのだが、やはり頭痛がちらほら発生するようになったのだ。
とはいっても、カフェインを摂りすぎていた頃よりマシで、3〜4日にいっぺんペースだった。
ただ、それでも、普通の人より多めで、仕事中に頭痛でも頑張らなきゃいけないのがけっこうきつかった。
考えられる原因としては、
カフェインがゼロの日もあったり・・・
カフェインを適度にとってしまう日があったり・・・
なんかバランスが悪かったのだ。
調子が悪いときは栄養ドリンク飲みたいし、友達とカフェへ行けば付き合いでコーヒーを飲むこともある。
聴覚過敏がひどいころは、それに伴って頭痛が発生するので、カフェイン入りの市販の頭痛薬を飲んでしまったりする。
やはり長い目でみて、カフェインを完璧に減らしていくことなど難しいと思った。
5,カフェインを適度にとっていくことにして落ち着いている今の生活
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そこで今から1年前。
2024年の1月より、カフェインを適度にとっていく生活に変えた。
カフェインの量を数値化していたので、決まった量を毎日摂取するというものである。
具体的には・・・
・紅茶orコーヒー コップ1杯
・栄養ドリンク1本
・市販の頭痛薬1回分(2錠)
↑をそれぞれ、エクセル上ではカフェイン『1』としていて、1日にこの数字を『2』に調整するというものである。
いろいろ記録してわかったことだが、1日のカフェインの量は『1』でも『3』でもなく、『2』にするのが一番身体に調子が良いということがわかった。
朝、頭痛が発生し頭痛薬を飲んでしまったら、その後のカフェイン量を減らすといったように調整する。
カフェインは午前中〜遅くとも13時くらいまでに摂るようにしていた。
それ以降は、夜の睡眠にも影響が出るらしい。
朝の紅茶はずっとノンカフェインを飲んでいたが、カフェイン入の普通のおいしい紅茶へ戻した。
仕事へ行く時には家でつくったお茶を持っていくのは変わりないが、カフェインの入っていない麦茶やブレンド茶などにしている。それが水道から出る浄水。
この生活を1年続けた。
そして現在、2025年1月の状態がこれである。
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聴覚過敏はほぼ発生しておらず、運動などの要因も頭痛に影響を与えないことがわかったため、純粋に頭痛とカフェインの量だけを記録していく形態に戻した。
よりによってこのnoteを書いている1/20に朝頭痛が発生したが、それでも今は治っている。
ちなみに、先月、先々月も同じような感じで、ほぼ頭痛はない。
20年間頭痛と戦ってきて、今の状態が一番良い。
カフェインはどうせ食事等で摂取してしまうものだから、一切摂らないのは難しく、今後も自分なりにコントロールしていこうと思う。
経過観察して、半年〜1年おきにnote記事を書いていく予定。
それではまた。