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【書く】この感情を逃さぬように

感情は儚い。

次々に溢れては流れてゆく。

川のようだ。

その流れは思ったより速く、

すぐに”過去のもの”となって忘れ去られる。

固く誓って永遠だと思っていた想いも

忙しい日々にもまれるなどして

消えていくこともある。

なんか悲しいなと思う。

感情なんてどうでもいい?

論理やファクト一番?

どんなに論理やファクトを使って決定しようとも

それを自分の価値観というフィルターを通して判断している。

その価値観をたどると、経験に対する感情に行き着く。

ぱっと思い出せなくても、

私たちの奥深いところに

感情の歴史が刻まれている。

だからこそ私は感情から目をそらしたくない。

ここにとどめておきたい。

だから私は書きたい。

書くことは、自分と向き合うことになる。

見たくない自分も見えてくる。

でもその自分もまぎれもない自分である。

その自分を認知していることに意味があると思う。

ソクラテスの無知の知みたいだ。

同じ無知でも、

無知であることを知っているか知ってないか

というのに大きな違いがある。

一歩引いた目線で見るというメタ認知である。

書くことでここにあるいろんな自分と出会って

自分を俯瞰して見れるようになりたい。

それが自分の成功ではなくても

納得できる人生を送る第一歩だと思う。


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