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ホヤの魅力①(リニューアルしました)
皆さん、お久しぶりです。ホヤ王子です。この度、「ホヤ王子と椿姫」という名前でリニューアルしました。以前の投稿に、新たな情報を付け加えていきたいと思います。文章内に出てくる小ネタについては、最後の「今日の雑学コーナー」で解説をしていきたいと思います。是非、最後まで読んでいただくと嬉しいです。
まずは、新たなパートナーである椿姫をご紹介しましょう❗️
皆さん初めまして、私の名前は椿姫。借金をしてまで贅沢を装い、愛人のお金で生活する高級‥‥
ああああああぁぁぁぁーーー、ストップ! 椿姫についてはのちのち詳しく説明をするので、一旦ここまで。
あら、残念。 私の魅力についてはまた今度になるのね。
で、今日は何について話していくのかしら?
今日は「ホヤ王子」の由来となったホヤという食材について紹介します。
全体像はこんな感じ!
随分と気持ち悪い形をしているわね。
とても食べ物とは思えないわ。
この見た目のせいで、食べない人は少なくないね。
ちなみにこの見た目から「海のパイナップル」とも言われるんだ。
中を開けると、こんな感じだよ。
もっと気持ち悪いわね。
「海のパイナップル」なら、味もパイナップルに近いのかしら?
「海のパイナップル」というのは見た目だけのことであって、
味は全くパイナップルに近くないよ。
それじゃあ、どんな味がするのか
説明をお願いできるかしら?
‥‥‥‥‥。
あら、どうしたの? 無言になったりして、私は別にあの女との浮気を問い詰めてるわけじゃないのよ。
いやいや、それは別の男の話でしょ!
(あれ、わたしのこと呼んだ?)
まぁ、とにかくホヤという食べ物は味の説明がとても難しいんだ。その理由はホヤの特徴に関係しているんだ。
どんな特徴があるのかしら?
ホヤは5つの味覚の全てが備わっている唯一無二の食べ物なんだ!
5つの味覚というのは、
・甘味=エネルギー源
・旨味=タンパク質(アミノ酸)
・塩味=ミネラル
・酸味=腐ったもの
・苦味=毒
味覚はこの5つにだいたい分類され、3歳ごろまでに人間の味覚のベースができると考えられています。もちろん小さい頃は何も分からないので本能でこれを感じ取ります。
なるほど。確かにそれは複雑な味がするのは仕方ないわね。私たち人間はこの味覚がちゃんと分かっているから。腐った食べ物などを判別することができるんだね。
腐った食べ物の場合、実際は見た目や匂いで判断することが多いし、味覚は最終手段とも言えるかな。それでも生きていく上では大切なことだし、「美味しい」と感じれるのも味覚があるおかげだしね。
ホヤには5つの味覚があることは分かったけど、他には何か特徴はないの?
それについては、また後日話していこう。今日は第1回だからホヤの基本的な情報についてまとめていくよ。ホヤは脊索動物門〉尾索動物亜門〉ホヤ網に分類されるから‥‥
つまりは人間に近い存在なんだ。
いやいやいや、それには無理がありますわ。この生き物が私たち人間に近い存在?もっと他に似てる食べ物があるでしょ。牡蠣とかウニとか。
牡蠣は軟体動物門、ウニは棘皮動物門にそれぞれ分類されるから全然違うよ。
そして人間は脊索動物門に分類されるかられっきとしたホヤに近い生物だよ。
そうなのね。ホヤに対して見る目が変わるわね。
次にホヤの生産地について見ていくけど、主に北海道と東北で取れるよ。10年ほど前までは、宮城で1番取れていたけど今は北海道が多いかな。
生産地に変化があったってことは、何か原因があるのかしら。
10年ほど前の東北地方なら東日本大地震かしら。
その通り!震災の影響で宮城で生産された7割のホヤを消費していた韓国が、2013年から福島第一原発事故を理由に、福島・宮城を含む東北関東8県からの水産物輸入を禁止してしまったんだ。そのため多くのホヤが廃棄することになったんだ。宮城県はこの事実を公表しており、知っている人は多くいる。そして実は岩手県の一部でも廃棄されていたんだ。この事実は公表されていないから、知ってる人はごく少数しかいないよ!
そうな大変なことがあったなんて知らなかったわ。
ホヤの旬はいつなの?
一般的に5月〜8月だよ
もう過ぎてるじゃないのよ。じゃあ、もう食べられないの?
そんなことはないよ。今の冷凍技術は高いから今の時期でも食べることはもちろん可能だよ。冷凍技術を駆使することで東北地方以外でも食べられるようにはなってきたんだ。ホヤの可能性は無限大だよ。
機会があったら私も今度食べてみようかしら。
それはよかった。ホヤのオススメの食べ方などは次回紹介するね。今回はここまでにします。最後に「今日の雑学コーナー」をどうぞ!
今日の雑学コーナー
『オランピア』
エドゥアール・マネ 作
1862年から1863年に描かれたこの作品は、マネの代表作と言われています。「現実の裸体の女性」を主題とされたこの作品は、当時批判を受けたことでも知られている。当時、女性の裸体を描く時の題材は神話や歴史上の出来事が主流だったからだ。「オランピア」というのが、当時のパリの娼婦の通称だったのも非難の要因となった。
そして当時流行していた、オペラの『椿姫』に出てくる。
私の恋敵の名前が「オランピア」というわけよ。
つまりマネは、私の話(椿姫)を題材に当時の社会を風刺したってわけよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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次回の投稿でお会いしましょう。