偶然が生み出した奇跡の薬「人類最古のお酒“MEAD”」
蜂蜜酒(英語:「MEAD」)の歴史
MEADの歴史はワインやビールより古く、14000年前に人類が初めて巡りあった最古のお酒という説があります。
その昔、のどを渇かせた狩人が
ひっくり返った蜂の巣に溜まっている雨水を偶然飲んだ時が最初の出会いであったと言われています。
薬(Medecine)の語源
ギリシャ神話におけるメディア(Medea)はサンスクリット(古代インド・アーリア語に属する言語)のmedha(女性の知恵)を語源とし、知恵の蜂蜜酒(Mead of Medea)を意味します。
北欧神話では薬効があるとされるハーブやスパイスを入れたメセグリン(Metheglin)という種類のMEADがあります。
有名な英国のエリザベス女王Ⅰ世は、ハーブやスパイスを漬込んで醸造した蜂蜜酒「メセグリン」(Metheglin)を愛飲したと云われています。
ハーブとアルコールで血行がよくなり、身体が温まって熟睡でき体力回復できることから「薬(Medecine)」の語源になっています。
実際に、ギリシャ神話にてメディア(Medea)は猛毒を仕込んだ贈り物で夫と孫娘を毒殺している。
蜂蜜酒「MEAD」の醸造方法
蜂蜜酒「MEAD」の原料
原料は蜂蜜と水のみ!
驚きなのが蜂蜜酒「MEAD」の原料は、蜂蜜と水のみなのです。
正確には+酵母菌が必要です。
蜂蜜はそのままではお酒には生まれ変わりません。
水で2~3倍に薄める事で発酵が始まります。
夏なら1週間、冬なら3週間程度でできあがります。
もともと、自然界で糖分を持つ食品には酵母菌が付着していて、発酵する機会を狙っています。
ブドウがワインになるのも同じ原理です。
実際に飲んでみた感想
今回飲んだMEADはこちら
前回、こちらの記事で取り上げたフランス料理レストランL’ASでいただいた
マスカルポーネチーズとペアリングで出された時に出会ったお酒でした。
愛媛・佐多岬の蜂の蜜のみを使い、非加熱でつくられる「完熟屋」の蜂蜜。
季節ごとに香りや味わいが違う蜂蜜の中でも、特に華やかでオレンジのような香りが感じられる「夏のはちみつ」を使用したミード(蜂蜜酒)です。
酸味もしっかりと感じられ、蜂蜜のお酒とは思えない味わいの秘密は、蜂蜜の含有量。
海外産のが約35%ほどであるのに比べ、こちらのMEADは蜂蜜が60%も含まれており、素材の良さが感じられる味わいに仕上がっていました。
L‘AS自家製マスカルポーネチーズとの相性は抜群でまさに最適なペアリングでした。
補足
以前はこちらのワインをペアリングして頂きました。
こちらは、
長野県長和町の山崎勉さん夫妻が栽培する紅玉を、冷凍果汁仕込で醸造した
リンゴのデザートワインです!
作っているのは国内では安曇野ワイナリーだけで、とても珍しいワインです。
値段もリーズナブルなので、自宅でもお手軽に楽しえると思います。
とはいえ、一流の空間と料理とともに嗜むことをお勧めします。
より一層深みのある味わいを楽しめるかと思います。
みなさんもぜひ味わってみてください👍
↓↓お店のホームページはこちらから↓↓
L‘AS
↓↓Twitter↓↓
Twitterフォローよろしくお願いします😊