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[詩]余裕

明日まで続く浮かれた心中しんちゅうの8ビート
風さえ無ければ結い髪も整合性を保つ
最善手はラテ片手に燻らす煙の溶暗
縦横ゆらゆら微弱に揺れる車内
何度も ある種無意味に続くしりとり

畦道の先でしっとりと咲く秋花

走り方より景色を嗜む為の歩き方
まだ終わらない家族日和はアルペジオ
優しさの根源は瞳に映る千草色の空
来年を他愛なく見越しても良いだろう
轍は望んだ通りにきっと残る

始まりは伝えられ終わりは伝える環状線

過去の切り取りは笑顔が多かった
現在は紡ぐ意志の瞬間を象る
未来へ続く読点を打ち続けていたい

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